せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

公園のブナ

2012-03-06 | 日記
県立公園の一番奥まったところオニグルミの巨木近くにブナを発見したのは3年前だった。どうしてブナがここに植えられているのかはわからない。一本だけ。もともと畜産試験場のあとだから野生のブナの名残だろうか?誰かが植えたのか、鳥が種子を運んだのか?いづれにしても樹木は足がないから根付いたところに一生居なければならない運命にある。


この木はまだ10mにも達しないけれど少し朽ち始めている。3年間ほとんど大きさは変わらない。成長は遅い。ウィキペディアによれば、低山の照葉樹林帯と亜高山の針葉樹林帯の間にブナ林は成立するらしい。この地はブナの生育環境としてはあまり適してはいないようだ。



葉は互生し、葉は卵形または菱状卵形で縁の波状鈍鋸歯が特徴的。側脈は7-11対。



冬芽は尖っている。芽鱗はきれいに並んでいて芽鱗の先には灰白色の毛がある。ブナの冬芽は無柄であるのに対してイヌブナには短い柄があるらしい。