せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ハンノキ

2009-12-28 | 日記
おとといの土曜日(12/26)に訪れた県立公園の真ん中には沼がある。その水際近くに樹高10mほどの木々が生えている。遠目に見ても何やら赤っぽい。どうやらハンノキでその雄花序の冬芽の色のようだ。子供のころに過ごした北国の自宅のそばで「さくら山」と皆が呼んでいた山、その中にあった沼がこの光景に似ている気がする。そこに実際ハンノキがあったかどうかは分らない。夏はギンヤンマを追い、冬は凍った沼でスケート、横の斜面ではスキーをした。ふと幼い妹と亡き母が遠くで自分を呼んだような気がした。今になればはるか昔、セピア色の懐かしい思いを呼び起こす木。そうこのセピアこそハンノキの色だった。ありふれた樹木だったはずなのに都会ではまず見ることはない。

雄花序とよく見ると実は雌花序もある。

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