せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

樹上の白い花 ~ ハンカチノキ、ゴマギ、トチノキ、ミズキ、ヒトツバダコ

2013-04-27 | 日記
5月の新緑に包まれた山道を歩くことは想像しただけでも心浮き立つ。花の香がどこからともなく風に乗って漂い虫たちは樹上の花に群れて羽音を立てる。林の陰のウグイスや草むらに潜んでいたキジが縄張りを主張し競い合うように大きな声をだしそれがあたりに響き渡る。高い梢の先で誰にも気付かれずにいっせいに花をつけ始めた樹木の花があることを忘れてはいけない。もう世間はゴールデウィークに入っていてあと数日で5月になる。こんないい季節に暗い室内で仕事をしている場合ではない。いつ散歩するか?今でしょう!と今朝も公園の散歩。



樹上に目を向けるとあちこちに白い花が満開。

ハンカチノキ ハンカチノキ科

誰もが首を上に向けて見入ってしまうハンカチノキの花。








白い大きな2枚の苞葉は花びらのように垂れ下がりよく目立つ。


花の拡大。


葉痕。




ゴマギ スイカズラ科

公園に植えてあるゴマギ。葉をちぎると確かにゴマの香りがする。


スイカズラ科ガマズミ属で小さな花をガマズミのようにいっぱいにつけている。


散房花序で雄しべは5本。




トチノキ トチノキ科



爽やかな葉。この葉の形を掌状複葉という。




枝の頂きにそびえる搭のように円錐花序がある。


花は難しい構造をしているように見える。




ミズキ ミズキ科

上を見ないと絶対に気付かないだろうと思うのがこのミズキの花。


枝を横に広げて、花はその枝の上向きに葉は枝の下に垂れてつく。だから遠くから眺めると棚のように花が段々について見える。






花は小さい。花弁は4枚で雄しべ4本。




ヒトツバダコ モクセイ科

まるでサクラの並木を思わせるような見事なヒトツバダコの並木。この花はナンジャモンジャ?と尋ねる人がいてそうだ、そうだと答えている人がいる。


雪を被ったように白い花が覆っている。




花の感じは色が違うがセンダンの花と似ている。


こちらのヒトツバダコは葉の展開と花の開花が同時。




緑と白のコントラストも美しい。







ハクウンボク エゴノキ科

強烈な香りが漂ったのでどの花だろうとあたりを見回して頭上の花に気付いた。


ハクウンボクであることがすぐにわかった。


花のひとつひとつはエゴノキの花とそっくりだがこれは総状花序。


葉は丸くてかわいい。


花はエゴノキの花と本当に似ている。

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