せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ナンキンハゼの紅葉

2013-11-20 | 日記
人が亡くなるということは、その存在が自分にいろんな意味で影響を持っていたならば、必ず多かれ少なかれ喪失感を伴う。愛する人だったならば自分の一部をなくしたに等しい喪失感がある。昔別れた恋人だったなら言い忘れた事、してあげることの出来なかった事に対する後悔を強く感じる。憎しみを抱いていたならば今こそその恨みは消えて謝罪と感謝の気持ちが生まれるに違いない。波乱万丈の人生であったとしても最後は「ご破算で願いましては」という言葉と同様、完全にリセットされて、残された人にはこだまのように遠くに過ぎ去って行き、亡き人が生前閃光のように輝いた瞬間が時折流星のように蘇る。



通勤途中の街路樹のナンキンハゼ(トウダイグサ科)は今見事に紅葉している。



歩道を散歩する人も時々はいるけれど、じっくりとその紅葉を楽しんでいる感じではない。出来たら電線や電信柱はないほうが景観にはいい。職場の近くの通りは地下に電線を埋める工事をしているけれどこの通りはそういう予定はないのだろうか?緑から黄色や赤に色が変わっていくそのグラデュエーションが素晴らしい。








長い葉柄をしたスペード~菱形の葉はヤナギ科ヤマナラシのように風が吹くとひらひらそよぐ。それにしても燃えるような赤。






果実が見える。果実が割れて中から3個の白い種子が現われた。昔はこの種子からロウを採ったらしい。

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