せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

カニクサ模様

2014-01-12 | 日記
近くの運動場のトラックで中学生が1600mリレーを練習しているのをフェンスにもたれて眺めていた。冷たい空気を切り裂くように走り抜けていく様子が小気味よく、意外と速いのに驚いて応援したい気分になった。白い雲が西から東に流れていくのを見上げると、頭上の梢にはシジュウカラが飛び回りコゲラが木の幹を突いて回っている。林縁の遊歩道に出ると雲の切れ目からときどき顔を出す陽の光に藪の中のカニクサが照らし出された。


カニクサ シダ類 フサシダ科

ウィキペディアによれば、「カニクサの長くのぼる蔓は、実は1枚の葉である。本当の茎は地下にあり横に這い、先端から一枚の葉を地上に伸ばす。株が小さいうちは葉は短く、次第に長い葉を出すようになり長いものは2mを越える。」




カニクサの葉は若草色でその形の美しさは誰もが惹かれるに違いなく、個人的にカニクサ模様と呼ぼう。



光にかざすと胞子のある葉とない葉がはっきり区別できる。


一枚の葉に見える部分は羽片で、羽片ごとに胞子葉と栄養葉が分かれている。胞子をつける羽片の小羽片は丸っぽい三角形でその鋸歯の先端に胞子のうが左右二列に配置している。


つるはどちら巻きかと巻き方を探すと上のように右肩上がりもあれば左肩上がりもあるので決まってはいない感じ。

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