せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

谷津田の夏

2011-08-29 | 日記
昨日の世界陸上100m決勝はウサイン・ボルト(ジャマイカ)がフライングで一発失格となった。それはテレビからため息が聞こえてきそうな一瞬だった。こんなことが起こるんだ。世の中何が起こるか分からないと思った方がいい。



昨日(8/28)は朝から天気がよくて散歩日和。谷津田では虫も草花も夏の終わりを告げている。山の中からはアブラゼミ、ミンミンゼミに交じってヒグラシも鳴いている。過ぎていく暑い夏の懐かしさと未練で井上陽水の少年時代のメロディーが聞こえてきそう。あちらこちらで先日の豪雨で倒れたイネを起こしてる農家の人たちも見られる。



キク科 ベニバナボロギク

花序は先が垂れ下垂した頭花を多数つけた花を林縁に見つけた。頭花はすべて細い筒状花からなり花冠の上部はレンガ色をしている。花柱は2裂し裂片はくるりと巻いている。


花期を過ぎると頭を下を垂れていくようだ。


このベニバナボロギクの葉は虫に食われて形をなしていなかったが、葉の縁にはやや細かな鋸歯がまばらにある。



キンポウゲ科 センニンソウ

ベニバナボロギクのすぐ横では真っ白のセンニンソウの花がたくさん咲いている。今年初めて見れたのでうれしい。



ツユクサ科 シロバナツユクサ

青いツユクサに交じって白いツユクサがあちこちに咲いていた。


少し花弁もほそくて全体に小さめ。



ヒガンバナ科 キツネノカミソリ

草むらに赤い花がいくつか見えた。一瞬ヒガンバナ?と思ったがヒガンバナの燃えるような赤ではない。雄しべもそれほど外に出ていない。それでも赤系統のない草むらで紅一点の美しさ。



キツネノマゴ科 キツネノマゴ

同じキツネの名前をつけたキツネノマゴがキツネノカミソリの周りに群生していた。


花はかわいい。



ヒルガオ科 モミジバルコウソウ

農家の庭先に真っ赤なちいさなアサガオの形をした花がたくさん咲いていた。

 
マルバルコウソウと似ているが花も少し大きいし葉には深い切れ込みがある点が大きく異なる。



ユリ科 タカサゴユリ

畑の近くの道端にタカサゴユリが点在して今美しく咲いている。たくさんの花をつけているとやはり迫力がある。



ムクロジ科 フウセンカズラ

フウセンカズラが畑の端で高く伸びていた。その果実が青空を背景に空に浮かんでいるように見える。


その枯れた袋状の果実の中に種子を見つけた。黒地に白いハート型がくっきり。面白い形。



マメ科 ヌスビトハギ

林縁を歩いていると藪の中に小さなヌスビトハギの花がたくさん咲いていてよく見るととてもきれい。



マメ科 ヤマハギ

同じマメ科のヤマハギ?も林縁に咲いていた。



ウコギ科 タラノキ

タラノキの花をじっくり見たことがなかった。畑の隅に植えられたタラノキ。


枝分かれした花茎の先端に球状(散形)の花序をつけている。

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