せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ワスレナグサ

2010-03-28 | 日記
3/20の朝、県立公園の散歩中に花壇の中に懐かしい花を発見、ムラサキ科ワスレナグサ。

初めてワスレナグサの群生を見たのは昨年の夏だった。河原一面に咲く小さな水色の花が何かはじめは分からず近づいてみてやっとそれと判明。これはその時2009/8/4撮影。

中世ドイツの伝説がある。ドナウ川の岸辺に咲くこの花を、恋人のために摘もうと岸を降りた騎士は誤って川の流れに飲まれてしまう。彼は最後の力を尽くして花を岸に投げ、「Vergiss-mein-nicht!(僕を忘れないで)」という言葉を残して死んだ。残された彼女は墓にその花を供え、彼の最期の言葉を花の名にした。

この話を聞いて県庁近くの川にかかる橋、君待橋(きみまちばし)の伝説を思い出した。昔橋の近くに美しい乙女がいて対岸の若者と恋をした。ある日大雨で橋が流されたとき、対岸の若者が濁流を泳いで渡ろうとして力つきて水中に没した。これを見て乙女は悲しみのあまり激流に身を投げて若者の後を追った。このことがあってから里人は君待橋と呼ぶようになった。(『日本伝説叢書』)

もしかしたら昔本当にそういう事件、事故があったのかもしれない。

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