せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

エゴツルクビオトシブミ

2011-06-13 | 日記

花が終わったエゴノキを見上げると、そこには葉を丸めて作った紙巻きタバコのようなものがたくさんぶら下がっていた。これこそオトシブミの揺籃?かと期待して成虫を探す。

 
いたいた。5mmほどの小さな体で首をもたげているエゴツルクビオトシブミの雌。とっても可愛い。雄は見当たらなかった。以前購入したオトシブミハンドブックを眺めてはいたけれどなかなか実物を見つけられずにいたから会えてうれしい。種によって揺籃の作り方が異なるらしい。オトシブミは誰に教わるわけでもないのにDNAに刻まれた一次元情報に従って複雑な空間幾何学作品を間違いなく作り上げていくのだから驚きとしか言いようがない。

 
巻いた葉は切り落とさないでついたままになっている。孵化した幼虫は巻かれた葉を食べ中で蛹になり羽化した成虫は穴を開けて出てくるらしい。恐る恐る巻きもののような葉を開いてみると中からとっても小さな卵が出てきた。葉の上の雌はすぐに飛んでいってしまっていい写真が撮れなかったのが残念。

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