1/31(日)山道の脇に何か金色に光るキクのような花が目に入った。近寄ってみるとドライフラワーとなった枯れ花。しかしどうも様子がおかしい。近くには毛の生えた花らしきものが乗った花もある。実はキク科コウヤボウキの花のあとの姿のようだ。コウヤボウキは秋に白い多数の筒状花を放射状に広げた後、一端しぼんで今度はたくさんの冠毛(綿毛)が開き、2度目の花?を咲かせる。この後冠毛をつけた果実が飛んですべて無くなると総苞片のみが残り、写真のように3度めの花?となる。青春期の若々しい花に対して、2度目の花は熟年期に咲いた果実を伴う花、3度目の花は枯れた後も長くいつまでも変わらず咲き続けている人生最後の姿というところだ。
果実を伴う2度目の花(冠毛が花に見える)も近くにあった。
はじめの花がしぼんだところ。これは2009/11/15撮影。
果実を伴う2度目の花(冠毛が花に見える)も近くにあった。
はじめの花がしぼんだところ。これは2009/11/15撮影。