職場近くの縄文貝塚の森に行く途中に野原が広がっていて、無数のハルシャギクが太陽の方を一斉に向いている。赤と黄色がなんと鮮やかなんだろう。
クヌギやハリエンジュの林の中にユリ科ノカンゾウが咲いていた。昨日見たヤブカンゾウと違い一重。
すぐそばに人の背丈ほどのケシ科 タケニグサが白い花を咲かせている。
葉の形はとても面白い。円錐花序に小さな花を多数つける。花が咲くと直ぐに花弁は落ちるので糸のようにみえるのは多数の雄しべ。
小道の脇には、ユキノシタ科チダケサシが茎上部に薄い桃色の円錐花序をつけている。
花はよく見るととても美しい。
似ている花には、トリアシショウマ(ユキノシタ科)、アカショウマ(ユキノシタ科)、ヤマブキショウマ(バラ科)などがありどれも似ていて紛らわしい。
チダケサシのすぐわきには紫色の20cmくらいの花が見えた。シソ科ウツボグサ。
ウツボとは弓矢の矢を収める「靫あるいは空穂」からきているらしい。確かに太い花穂がウツボに似ている感じもする。
梅雨の合間にあっという間にいろんな花が咲き散っていく。追いつけないなあ。