せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

空に舞うガガイモの種子

2014-01-14 | 日記
野原のススキもセイタカアワダチソウも枯れてドライフラワーのような姿になっている。その上を乾いた冷たい冬の風が吹き抜けていく。雲ひとつない青空。いい天気の日ほど吹く風が冷たい。雑木林に続く笹藪の中にガガイモの果実がないか探した。こんな日にはきっとガガイモの種子が飛ぶような気がしたから。

ガガイモ キョウチクトウ科 ガガイモ属





5分も歩かないうちに藪の奥の方につるが絡まったササを見つけた。ガガイモのつるだった。つるは右肩上がり。7-8cm位の袋果はすでに開裂していて、長い毛を持つ種子はすでに風で散布されているものもある。


これはもうすでに種子は飛んでしまって、殻だけが残っている。



まだ種子の詰まっている果実を手に取って中の種子を触ると長い綿毛が膨らみ風に乗って飛んでいく。




毛は純白で光に輝くのでとても美しい。



青空に持ち上げてみた。たくさんの種子が風に乗って飛んでいくのが気持ちいい。




種子は扁平な楕円形で翼がある。


手の上では風ですぐに飛ばされてしまう。


色の白さをすぐ横の枯れ尾花と比較してみよう。