せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

パキスタキス・コッキネア

2013-02-17 | 日記
三島由紀夫『愛の渇き』『真夏の死』を続けて読んだ。三島由紀夫は行動、事件、心情に意味を与え論理的に敷衍し、あるいは人生哲学、格言を演繹して一つ一つの言葉を美しく表現する天才だと思う。三島の文章には逆説的表現を用いた警句や箴言が散りばめられている。『愛の渇き』ではそんな文章の後ろで一途な女に潜む狂気が進行していき彼女はついに密かに心惹かれていた若い使用人を殺してしまう。恐ろしい結末だった。



パキスタキス・コッキネア(Pachystachys coccinea) (キツネノマゴ科パキスタキス属) 

公園にある温室で緑色の苞に真っ赤な花をつけたパキスタキス・コッキネアを見つけた。別名ベニサンゴバナ。


coccineaは紅色のという意味。目の覚めるような深紅に見とれてしまう。



パキスタキス・ルテア

こちらは同じキツネノマゴ科パキスタキス属で黄色い苞に白い花が咲く。