でも素晴らしいことよ、自分自身のために音楽が演奏できるということはね。
「ノルウェイの森」/村上春樹
11月26日の土曜日の午後、荻窪の住宅街にあるホール"衎芸(かんげい)館"に、主にネットを通じて知り合ったピアノ仲間18人が集まり、コンサートを開きました。
衎芸館は収容人数が40~50人ほどの小さなホールですが、かつてショパンが愛用し、繊細な音色を奏でるプレイエル社製のグランドピアノを備えています。題してプレイエル夢コンサートと名づけたこのコンサートは、今回で3回目となりました。
我らが仲間たちは、ピアノ歴がまだ2~3年のメンバーから、「プロじゃないの?」という実力の持ち主まで、年代的にも30代から60代まで幅広く、演奏曲目もショパン、バッハなどの純正クラシックから、ジョージ・ウィンストン、倉本裕基などニューエイジ系まで多彩(バラバラとも言う)ですが、"ピアノが好き!"という思いは皆同じです。
メンバーの演奏後には、ゲストとしてソロや連弾によるコンサートなどで活躍されているピアニストで、国立楽器の講師をされている片桐みどりさんにすばらしい演奏を披露していただきました。
僕はといえば、エストニアの作曲家ペルトの「アリーナのために」と、吉松隆さんのアルバム「プレイアデス舞曲集2」に収録されている小品2曲を弾きました。どちらもとても好きな現代の作曲家で、大バッハと並んで、僕にとって今一番近しく感じている音楽です(プレイアデス舞曲集全曲を録音している田部京子さんとも近しくなりたい)。
冒頭のレイコさんの言葉を大事にしたいなとずっと思ってきました。いつか、レイコさんが語った"楽しんで自分のためにピアノを演奏することのできる幸せなピアノ弾き"になれたらいいなと思っています。
(参考)
・ コンサートの演奏者と曲目
・ 衎芸館 HP
・ アルヴォ・ペルト紹介(メインサイト)
・ 吉松隆 紹介(メインサイト)
・ 田部京子さん HP
・地図情報: 衎芸館
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ホールの響きもよくて、いつもより自分がうまくなったような気になります。
家で弾くのであれば、スタインウェイよりはこちらのほうがいいなと思います。
ピアノを楽しむ気持を末永く持ち続けたいですね。そのためには、もう少し練習しなければいけないなと反省しきりのわたくしめです。
それにしても”ピアノが好き”っていう気持ちから人が集まれるというのは本当に素敵なことですね☆再度こちらのコメントを読ませていただいて、あらためてそう感じました。
わたしもピアノを楽しむ気持ちをずっと忘れずに持ち続けていけたらと思います。