吉祥寺と周辺の街散歩

吉祥寺を中心に、中央線沿線の街のお気に入りの喫茶店、公園に咲く花、美術館、散歩レポートなどを紹介しています。

龍光寺の八十八箇所巡り

2005年03月22日 | 神田川


 京王井の頭線と別れを告げてから200mほど歩き、宮前橋を左に行くと龍光寺と熊野神社が並んで建っています。
 龍光寺は真言宗の寺院で、本尊の薬師如来立像は平安時代末期(十二世紀後半)に造立されたものだそうで、江戸時代には難病にご利益のある薬師如来として信仰あつく、護摩の煙が絶えなかったといわれています。寺号の「龍光」は、井の頭池に住んでいた巨大な竜が川を下ってきて、この付近で雷鳴をとどろかせ、光を放って昇天したことに由来するとのこと。

 石段を登って入る境内には「新四国八十八箇所和泉霊場」があって、八十八体の石仏が数メートル間隔で並ぶ細い道を念仏を唱えながら通るのだそうです。石仏の高さは40~50cm位で、それほど古いものではないようです。霊場は土・日・祭日のみの開場となっていました。 

(参考)
 ・ 地図情報(中央の+印が龍光寺)