ときぶーの時間

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TVを忘れた男?

2013-04-30 06:34:25 | 日記
NO-346
昨日は東京都港区麻布へ用事があって首都高速を走って行ったが、いやぁ~毎日こうならいいな!と思ったくらい空いていて、行き帰りの道中は楽チンで快適だった。

僕は疲れから風邪を引いたかも?鼻詰りしてるし滅多にない事だが、いまいち調子が悪い。(泣)今日は富岡の電気と水道の事を書こう。


これは富岡町の松ちゃんの家の裏にある給水所。この裏山からの湧水をポリペールに水道ホースを使って取り込み、それから白いきれいなバケツに水が流れるようになっている。

原発事故直後は、これが町に残された動物たちの命を繋ぐ水であったことは間違いなく、ダチョウや犬や猫たちの飲み水になったし、彼も沸かして飲んだし僕も飲んだことがある湧水だ。

左下に映っているアウトドア売り場でよく見かけるタンクを使って犬や猫に水を与えて回っていた。これに如雨露も使ってた。

今は皆様からの支援物資で、市販のおいしい水をケースで頂けるようになったが、去年の夏は猛暑でこの湧水が一時枯渇した。

彼らはこの水のおかげで助かった。首をさすらせてくれるおとなしいダチョウのワンショット。

かなり原始的だけど命の水に変わりはない。彼は水も電気も無い生活をして来たが、ついに今年の3月25日頃、待望の電気が来た。

横須賀のイベントで「原発には反対だが、電気がある生活は本当に夢のようだ。」と彼にマイクを握って言わしめた電気のありがたさは、何とも言えないくらい快適なものだったのだろう。

そのありがたさが嫌と言うほど身に染みた彼の2年間は本当に凄い2年間だったと思う。彼はこの時、電気のある暮らしを「天国にいるみたいで、まだ信じられない」とも言った。

電気が来た時、2年ぶりにTVのスイッチを入れたら春の甲子園の高校野球を見ることが出来、TVを見られる事に感動したらしいが、この2年間の過酷な生活にTVを見るという習慣を無くしてしまったのか?今はTVをほとんど見ていないらしい。せっかく電気が来たのに・・(笑)

瓦礫が撤去された富岡町唯一の富岡駅の今の姿。津波で駅舎を流されて見る影もない。

今の日本は原発を稼働させなくても電気は足りていると各局のTV局が報道しているように、火力・水力・地熱・風力・太陽光などなど、いくらでもあるのだから僕も断固として原発再稼働に反対である。

富岡町の水道は復旧していない。水道の復旧にはかなりの時間がかかるのではないかな?と僕は思っている。下水処理場が津波でやられてしまった事と、大地震で排水管が至る所断裂しているからだ。

原発事故被災地の復興に長い時間がかかると思うが、僕は復興を信じて行動している人にエールを送る。

先週の富岡の牧場で。

また牛たちのため牧場が彼らの楽園になるよう日々、富岡で努力しているがんばる福島の代表松村直登の応援を、みなさん、これからも宜しくお願いいたします。















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