ときぶーの時間

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絶対にいい奴!!!

2023-04-05 14:10:00 | 日記

みなさん、こんにちは。

昨日、松ちゃんと会ってきました。

前日に松ちゃんから「明日、何時ごろに来る?」と聞かれ「いつもの時間で」と言うと「じゃぁ、朝のうちに鳥の巣箱の管理してるから着いたら電話して」と言われた。

何でそんなに早く作業するの?と聞いたら、少しずつやっているけど、もう卵を5個も産んでる巣箱があるから急いでいるんだと。

それを聞いて僕も一緒にやろうってなって昨日は朝一番に山の中に入った。

天気は良かったのですが、朝のうちは肌寒く感じ薄手のジャンパーではダメだった。

 

兎に角、松ちゃん号は奥へ奥へと進む。

数年前、がんばる福島の事業計画の中にあった野鳥の生態調査への参加が終わってから、彼はずっと一人で野鳥の巣箱の管理をやってきた。

 

この先で軽トラを止めた松ちゃん。

松ちゃんに何故やり続けるのか聞いたら「富岡の町には野鳥が巣を作る場所が少ない。それじゃぁ、鳥は増えねぇ~し、作ったとしてもろくな巣しか作れねぇべ。それじゃぁ~蛇や食肉性の小動物などにやられてまともな子育てなんかできねぇ~よ。鳥たちが可哀そうだろ」と。

そんな野鳥のために修理部材も燃料代も自腹で管理作業に係る時間も奉仕。

そして今も富岡町から浪江町に設置した100個の巣箱の管理を続けている。

これ絶対にいい奴でしょ!!!

 

何箱かの管理を終えて次の場所に移動したら巣箱が地面に落ちてた。

昨日、回った所で巣箱が落ちていた場所は3か所あった。

まともな状態の巣箱は、どのくらいあっただろうか?

結構、傷んでいたものが多かった。

 

巣箱の中を清掃し新しいワイヤー入りの紐で巣箱を取り付ける松ちゃん。

巣箱を一つづつ外して中の掃除をして再度取り付ける。

これが結構大変で、上ったり下りたり結構ハードでした。

 

去年、彼は巣箱の管理の最中に脚立がぐらついて落ちて肋骨3~4本にヒビが入り苦悶の表情で生活していたんだけど、愛そのもので野鳥の保護をやり続ける彼にぐっと来た。

牛たちの餌やりをし、ミツバチの管理をして尚且つ一人で100個の巣箱の管理をしてたなんて、兎に角、巣箱の管理は時間が掛かる作業ばかりなのを知った。

松ちゃん、本当にありがとう。

 

紐が切れてぶら下がったままの巣箱が多かったなぁ。

雨や風など影響で木の巣箱は痛みがひどかった。

巣箱も5年目になるから取り換えの時期なのだ。

それでも補修したり清掃をしたりすると、1時間もたたないうちに野鳥が来て巣作りを始めることがあるのだと言います。

だから今なんです。今が鳥たちの繁殖期なんです。

 

新しいワイヤー入りの紐に取り換えるも紐を通す穴が裂けて割れている物も多かったし、蓋が破損していたり底板が割れてたりしているものが多かった。

なので、その都度補修してやり続けた。

巣箱100箱、気の遠くなる作業に思えました。

 

この巣箱は僕に感動をくれた巣箱だった。

松ちゃんが「入ってる。入ってるぞ。見てみっか」と。

 

喜んで脚立に乗り巣箱を覗いてみたら野鳥の卵があって、初めて見た僕はもう嬉しくて嬉しくて、いやぁ~山歩きで登ったり下ったりして感じていた疲れが吹っ飛びましたね。

なんか感動しまくりでした。

実際、小さな卵なんだけど命の営みみたいなものを感じてジーンときました。

 

作業しながら移動していた時に、数年前に熊が出て大騒ぎした富岡町でしたが、その場所に松ちゃんは僕を連れて行ってくれた。

僕はあの時、まさか熊が出るなんて思いもしなかったから、誰かがイノシシと熊を見間違えたんだろうって全く信じなかった。

でも今回、樹木に付いた熊の爪痕を見せられて、あれは本当のことだったんだって知って驚いた。

松ちゃんは、その場所を指してそこで熊の足跡も確認したって言った。

でもその木に巣箱を設置してあったからドン引きした僕でした。(笑)

 

こんな場所もあり、雨が降った後の作業は危ないところも多かった。

 

底板の破損で椹木を作る松ちゃん。

こういう作業が1番時間が掛かる。

 

材料はコンパネの薄い板を使ってました。

 

ここも感動を与えてくれた巣箱です。

 

「そっと来いよ」と松ちゃんに言われてそっと脚立を上って蓋を開けてもらった。

キターーーーーー初!野鳥の卵温め-見た----------------

ヤマガラだって教えてもらった。嬉しかった!!!!!

 

この巣箱はトリプルで背面版と側面の板と蓋の修繕が必要で、めちゃくちゃ時間が掛かった。

背面版は雨がしみ込んで湾曲してるし、紐穴は欠落していてボロボロでした。

そうした活動を3時間もやってた時に、またまたハッピーなことが。

 

シジュウカラのお母さん。

この鳥は少し気が強いらしく「威嚇されるかもしんねぇから注意してな」と松ちゃん。

案の定「ギィー!ギィー!」って声を出して威嚇されました。

それでも懸命に卵を温めるお母さんシジュウカラに感動しまくりでした。

 

これがヤマネの足跡です。

山のネズミでヤマネらしいです。

厳寒の冬は巣箱に枯れ葉を溜めて暖かくして冬を凌ぎ、春には巣を離れ野鳥に巣を戻してくれる。

その他にもカメムシが卵を産んで冬眠してるという巣箱もありました。

 

二人で巣箱30個くらいの管理ができましたが、昨日は改めて動物に対する松ちゃんのハートに触れて気持ちが震えた。

午前中いっぱいやって12時の鐘がなって戻ってきてから牛たちの餌やりに行きましたが、午後には彼がTV局の方との打ち合わせがあるとのことで1時過ぎまでの付き合いでしたが、色々と野鳥のことも勉強できたし、充実し感動した良い日になりました。

また行ったときに近況をご報告いたしますね。

それではみなさん、またお会いしましょう。

 

 

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