ときぶーの時間

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元に戻らない。

2013-08-25 06:02:50 | 日記
No450
東電の汚染水漏れの事を、報道がこの所盛んに書いたり放送してるので書くこともないが、本当にひどい状況だと僕は思っている。

僕は東電を全く信用していない。
今までが今までだったから。
自分の都合のいいように弁解し、嘘もつき隠蔽体質のまま成り立っていた企業だもの。
僕だけでなく地元住民も信用していないだろう。


被災地の松ちゃんも東電を信用していない。
反原発をしゃべらせたら、熱く語る。
彼の故郷は様変わりしてしまった。
もう元の姿になることは無いだろう。

彼は住民が帰って来て、元の町の姿になることを夢見ていた。
すでに避難先で、避難疲れから1300人以上の方がお亡くなりになっている現状を考えれば、この時点で元に戻らない。
また避難先で、新しい家を建て暮らし始めた人たちは、そこでの生活に追われ帰還することは無いだろう。


ポニーのヤマが餌箱に溜まった雨水を飲むのを、シロとさびが何してんの?って感じで見ている何ともほほえましい光景。
動物たちを生かす松ちゃんの活動をずっと書き続けているが、遠い先にあるものは何だろうか?
僕にも分からないが、今、彼の目の前に命がある。


犬も猫も牛もダチョウもイノブタも共に生きている。
重機のキャタピラの間から草が出ていて、その草を不思議そうに見ているさびの写真。


第二の柵に午前中だけいる牛たち。
日差しをよけられる木蔭があり、日陰になっていてとても涼しく感じるのだ。
今はいいが、もうすぐ東北には秋が来て冬の準備が必要になって来る。
今は草が生え牛たちものどかな時間を過ごしているが、冬の厳しい季節を前にたくさん食べて太っていて欲しいと思う。


午後は太陽が真南の空に上り詰めるから、日よけ屋根の下で休んでいる。
松ちゃんが「べ~べ~べ~べっ!」と呼ぶと彼らは重い腰を起こしてやって来る。
この時松ちゃんは、牛の数を数えて何頭いるかを確認している。
種付けに来る野生のオス牛と一緒に柵から出てしまうメス牛の数を把握するのだ。

野生のオス牛と野生のイノブタとの戦いもあり、彼には迷ったり悩んでいる時間は無い。
目の前の命をひたすら守る。
ただそれだけだ。

被災地富岡町で動物を保護している松村直登を、みなさんこれからも応援して下さい。

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アカウント名は @GBR_fukushima です。
更新は不定期ですが、今後もブログ以外でも
代表 松村直登の情報を発信して行きたいと思います。
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