みなさん、おはようございます。
今日は松ちゃんが物知りだってことを書きます。
餌やり作業を終えて松ちゃんは「あれ見てみろ」と言い、除染されたきれいな場所で色が違っているところを目で合図を送りながら「イノシシが掘り起こした跡だ」と教えてくれた。
何か餌でもあるの?と無知で馬鹿みたいな僕の質問に「ミミズだとかいっぱいいるよ」と返し、そうなんだと納得。
そういえば一緒に歩いた農道をやや大きめの太いミミズが横切っていた。
球根とか植物の根の部分でもあるのかと思っていたから新鮮な驚きだった。
イノシシのレーダーは土の中のミミズまで探知して食べてるのか~と。
松ちゃんは元田んぼの用水路に足を運んだ。
「ドジョウいなくなっちまったかなぁ~」と独り言。
えっ、ドジョウがいるの?とまたまた馬鹿な質問をした僕だった。
「ここにドジョウがいたんだ、でも除染で泥も何もかもなくなっちまったから、いなくなったかな?でもまだ数匹はどこかにいるんでねぇ~か?」と。
じっくり用水路を見て生物の生息を観察する松ちゃんでした。
松ちゃんはドジョウが生息できる用水路になるには少し時間がかかると話してくれた。
牧場の中の用水路はまだ除染されていないので、そこにはドジョウがいるから大丈夫との事。
松ちゃんが立っている場所に僕も行き、用水路の中に足を入れた。
泥も何もないきれいな水が流れている底に黒い物体を発見!
僕はその物体を手で掴み松ちゃんに「貝がいたよ」と見せたら「それ蛍の幼虫の餌だ」と教えられ「ホタルの餌?ここにホタルいるの???」と瞬きするのも忘れていたら「カワニナっていう巻き貝だ」と貝の呼び名も教えてくれた。
そういえば震災前にお盆の時、兄弟や親せきが富岡の実家に泊まった時に夕涼みに川に行きホタルを見た事を思い出した。
富岡川はホタルが生息するきれいな川だったんだ。
「ほれっ、そこに蛍がいるべ!」と僕の目の前を指刺した。
言われて直ぐに見つけられなかったんだけど、一匹の昆虫がいた。
「蛍だよ」と今度は言葉少なめの説明。
「ゲンジホタルってやつ」と教えてくれた。
そうだ40年前には僕もこのゲンジホタル知っていたはずだ。
すっかり忘れていた。
ホタルの幼虫が水の中で成長することも。
そしてゲンジホタルは成虫になってから一週間しか生きられず、そのあいだは水だけしか摂らず短い一生を終えるのだと。
夜に見たかった。
ホタルがお尻を光らせて飛ぶ姿を。
ある意味感動だった。
今の富岡にもホタルがいることが分かっただけで嬉しかった。
ドジョウのための環境を作ってあげようと頭の中で闘っている松ちゃんに見えた。
こういう時の松ちゃんは、いつも真面目だ。
松ちゃんは富岡町の生き物のあらゆる生態を知っている。
日々の生活の中でたくさんの動・植物・昆虫を見ているからだ。
忘れていた記憶を取り戻したり、新たに取り入れる知識など、彼からもらう事が多い。
それが楽しいこともあり切っても切れない関係が続く。(笑)
さて今日は松ちゃんの一面をご紹介しました。
次回も彼の牛飼いでない部分を書きます。
それではみなさん今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。
今日は松ちゃんが物知りだってことを書きます。
餌やり作業を終えて松ちゃんは「あれ見てみろ」と言い、除染されたきれいな場所で色が違っているところを目で合図を送りながら「イノシシが掘り起こした跡だ」と教えてくれた。
何か餌でもあるの?と無知で馬鹿みたいな僕の質問に「ミミズだとかいっぱいいるよ」と返し、そうなんだと納得。
そういえば一緒に歩いた農道をやや大きめの太いミミズが横切っていた。
球根とか植物の根の部分でもあるのかと思っていたから新鮮な驚きだった。
イノシシのレーダーは土の中のミミズまで探知して食べてるのか~と。
松ちゃんは元田んぼの用水路に足を運んだ。
「ドジョウいなくなっちまったかなぁ~」と独り言。
えっ、ドジョウがいるの?とまたまた馬鹿な質問をした僕だった。
「ここにドジョウがいたんだ、でも除染で泥も何もかもなくなっちまったから、いなくなったかな?でもまだ数匹はどこかにいるんでねぇ~か?」と。
じっくり用水路を見て生物の生息を観察する松ちゃんでした。
松ちゃんはドジョウが生息できる用水路になるには少し時間がかかると話してくれた。
牧場の中の用水路はまだ除染されていないので、そこにはドジョウがいるから大丈夫との事。
松ちゃんが立っている場所に僕も行き、用水路の中に足を入れた。
泥も何もないきれいな水が流れている底に黒い物体を発見!
僕はその物体を手で掴み松ちゃんに「貝がいたよ」と見せたら「それ蛍の幼虫の餌だ」と教えられ「ホタルの餌?ここにホタルいるの???」と瞬きするのも忘れていたら「カワニナっていう巻き貝だ」と貝の呼び名も教えてくれた。
そういえば震災前にお盆の時、兄弟や親せきが富岡の実家に泊まった時に夕涼みに川に行きホタルを見た事を思い出した。
富岡川はホタルが生息するきれいな川だったんだ。
「ほれっ、そこに蛍がいるべ!」と僕の目の前を指刺した。
言われて直ぐに見つけられなかったんだけど、一匹の昆虫がいた。
「蛍だよ」と今度は言葉少なめの説明。
「ゲンジホタルってやつ」と教えてくれた。
そうだ40年前には僕もこのゲンジホタル知っていたはずだ。
すっかり忘れていた。
ホタルの幼虫が水の中で成長することも。
そしてゲンジホタルは成虫になってから一週間しか生きられず、そのあいだは水だけしか摂らず短い一生を終えるのだと。
夜に見たかった。
ホタルがお尻を光らせて飛ぶ姿を。
ある意味感動だった。
今の富岡にもホタルがいることが分かっただけで嬉しかった。
ドジョウのための環境を作ってあげようと頭の中で闘っている松ちゃんに見えた。
こういう時の松ちゃんは、いつも真面目だ。
松ちゃんは富岡町の生き物のあらゆる生態を知っている。
日々の生活の中でたくさんの動・植物・昆虫を見ているからだ。
忘れていた記憶を取り戻したり、新たに取り入れる知識など、彼からもらう事が多い。
それが楽しいこともあり切っても切れない関係が続く。(笑)
さて今日は松ちゃんの一面をご紹介しました。
次回も彼の牛飼いでない部分を書きます。
それではみなさん今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。