ときぶーの時間

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被災地の現実

2014-06-26 07:35:13 | 日記
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NO643
3日前、僕の所に何枚かの写真が送られてきた。
福島のために自己責任で、人のいなくなった高濃度汚染地などで動物の保護をしてくれている友人からの写真だった。
その写真が僕に伝えたものは、重くて不快なものだった。

友人は富岡の松ちゃんと希望の牧場の吉沢さんが、今の除染が無駄だと訴えている事がよく分かったと・・・。


写真①ある神社の除染光景 神社にはとても不自然な未使用のフレコンバック
今日は飯舘村の写真です。

放射能影響予測SPEEDI(スピーディ)の情報が出されず、避難指示がすぐに出されなかった飯舘村。
高濃度の汚染地に数か月も知らされず、人が住んでいた飯館村の除染の写真を見て下さい。


写真②身長164cmの女の子の背丈から放射能汚染物を入れるフレコンバックの大きさが分かる。

霞が関の環境省の玄関先で、吉沢さんが「今、あの汚染物を入れたフレコンバックがあちこちで10段15段積みにされている。あれをいつまで放置するのか?いつになったら移動するのだ!」とマイクを握って熱く訴えていたのが目に浮かぶ。
汚染の数値が高ければ高いほどたくさん出るから、高濃度汚染地ではとてつもない量が出るため10段15段積みに。。。。


写真③袋から出ている放射線2.561μシーベルト。
これは相当高い!
この袋は年間20ミリを超えるほど放射線を出している。
こんなものが山積みの所に子供を返せると思っているのか?


写真④除染が済んだという場所で、空間線量が3.125μシーベルト。
みなさん、除染がどれだけ不完全なのかお分かり頂けるでしょう。
松ちゃんが「今の除染は、放射線量の数値が50%まで下がったらもう再除染はしない」と言っていた。
「元のきれいな姿に戻せないなら除染なんてするな!5兆円も6兆円も税金の無駄遣いだべ!」が、松ちゃんの考え。
僕も同じ考えになった。


写真⑤神社内の木々は枝を刈られ、痛々しい姿のまま立っている。
今まで地域住民を見守って来た木の聖霊たちよ、死んでも分からない馬鹿者だと思いますが、原発事故を起こしてなお再稼働と騒いでる愚か者を許して下さい。


写真⑥友人はここで泣いてしまったという線量計の写真。
大地ははぎ取られ木々は枝葉をもぎ取られた場所で、6.602μシーベルト。
とてつもなく高い!年間57.8ミリシーベルトになる。
この場所に住民を返すというのか?この国の愚か者どもよ!
彼女が泣いたのは、ここにはもう住民が帰還出来ないことを知って泣いたのだと思う。


写真⑦写真の景色は何の変哲もない静かな田舎の風景を思わせるが、高濃度の放射能に汚染されている。
目に見えない、においもない放射能までは写し出していないが、地肌をはぎ取られた山の姿に重機と放射能汚染物の袋で分かる。
福島では至る所で、このような光景を見る。

福島への帰還を拒否しているかみさんが、この数枚の写真を見て「恐ろしい」と「可哀想」を連呼した。
放射能への恐怖は人それぞれだが、こんな場所に人が戻ってはいけないという意味で言ったのだと思う。

美しい福島を汚した奴は誰だ!
誰も責任を取っていないが、誰が責任を取るんだ!と言いたい。
僕の義父も故郷への帰還を夢見て避難先で亡くなった。

これが原発被災地の現実です。
どの町もどの村も苦しんでいます。
いつも福島の事を思い、忘れないでいてくれる友人に感謝したい。

これからも続く福島の苦しみ。
みなさん、どうか福島を忘れないで下さい。




















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