ときぶーの時間

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連続KO負け!

2012-01-07 08:13:30 | 日記

NO-48
今日は昨日の続き。1月3日に彼は前日にKO負けを喰らったあのダチョウと対面した。彼は餌やりはしなければという気持ちだけで駅に向かったのだ。お腹を空かせていて、昨日のバトルは覚えていないだろう。いや覚えていて欲しくないと言ったほうが当たっているかも?

ダチョウはやはり、お腹を空かせていて彼の来るのを待っていたのだ。彼はいつも通りにダチョウに餌をやりダチョウもそれを文句を言わず黙々と食べていたのだが、いつもの通りの量を食べさせたから彼はもういいだろうと、餌を片付けようと後ろに向き運転席の裏あたりで片付け作業をしたら、ドーンと音が鳴った。

同時に頭と口と腰に激痛が走る。一瞬何が起こったのか真っ白になった彼だったが、痛みに耐え素早く助手席がある反対方向へ走った。彼の脳裏に昨日のバトルが浮かぶのに時間がかからなかった。お正月に壊れた駅の構内にいるのは、彼とボスダチョウの2人?だけである。彼はダチョウに背中から蹴られ運転席のキャブにおでこと口をぶつけたのだ。

ダチョウがニヤッと笑ったかは分からないが、「昨日のお返しだ!今日はちゃんと勝負しろ!」ってな感じで餌を貰ったくせに、腹いっぱい食べてから恩をあだで返す挑戦状を彼に叩きつけたのだ。彼も顔と腰の痛みに耐えて「上等だ!来るなら来てみろ!」と2人の2回戦が始まった。

彼は両手を広げて荷台に手を付き、肩を左右に揺らしてボクシングのあの動き、ダチョウも同じく体を左右に揺らして臨戦態勢!先に動いたのはダチョウで、つかつかとアスファルトの地面を音を鳴らして彼に向かって来た。彼も昨日のように、途中までダチョウに姿を見せて車の角に来ると直角に曲がり、身の軽い忍者の如くダチョウを翻弄した。

ダチョウは、熱くなる性格なのか段々とむきになりそのスピードを上げる。彼もわざと挑発し、なかなかダチョウに攻撃をさせない。やっぱり人間の方が頭がいいからダチョウは昨日と同じように彼の技に引っかかって、止まりきれず足を滑らせてドーンと何度も横倒しになったという。

負けず嫌いのダチョウは悔しかっただろうなあ。「今日は、何であいつを叩きのめせないんだ?こんちくしょう!」とか小さなあの頭の中で思っていたに違いない。(笑)彼と付き合っていると、動物にも心や感情や考えみたいなものがあると言う事が分かるようになる。

結局、彼がダチョウを翻弄し続けて、ダチョウといつまでも遊んでいられねえと車に乗ってからその場をすぐに離れて痛みを感じながらそのまま帰ったのだ。前日の太ももの傷とおでこの腫れに唇を切っておまけに腰の傷。僕が思ったとおりになり、ダチョウは彼を覚えていた。この傷が物語る彼の2敗目だと。

彼は駅前のボスダチョウとの2回戦の勝負は楽しかったと言っていた。その後はどうだったのか?と僕が聞いたら、「あいつはダメだ!俺のトラックを見ると羽根を広げ変な声出して威嚇してきて走ってくる。車から出たらまた勝負しなきゃなんねえ、だから餌だけトラックの荷台に用意してダチョウが食べれるようにして車の中でじっとしてるよ。それにもう、これ以上車を壊されたくねえし」と。

彼いわく、「アイツは檻に入れても、檻を壊して逃げ出してしまう。あんなに凶暴なのは手に負えねえよ!あいつだけは本当にあきらめた。」と。でも笑った。昨日の写真は小さくてみんなには分からないのだが、切れた唇にかさぶたが出来おでこは腫れていつもと違う顔になっていた彼の顔を見て僕は笑った。ごめん。松ちゃんハッハッハッ

ダチョウも彼がいなければ餓死しちゃうと思うのに、本当に闘争心があるというか別の意味で、ダチョウは彼を仲間だと思っているのだろうか?一羽だけで喧嘩する仲間もいないから彼の存在が唯一の救い。唯一の喧嘩仲間?とか勝手に僕は、頭の中でダチョウのことを思った。餌をもらった後に追いかけっこ出きる友達?(笑)

それでも、ボスダチョウはこのままいくと殺処分されてしまうのか?と思うと可哀相でならない。松村も同じ思いでいて「研究材料になるって本当か?」と僕に聞いてきた。僕は、噂ではそう言われているんだと話した。全国の皆さん、もし、そんなことになったら殺処分反対の運動してる団体の人を助けて下さい。僕もそれに署名するんだ。

今日の写真の説明。一枚目はオスのダチョウ。近くで見ると大きくて怖い。二枚目は彼が工夫して遠くから見ると壊れたトラックに見えないけど、近くで見ると重傷の車。小さくて見えないかも知れないけれど、黒いところがもう少しで穴が開くくらい傷が深かったです。ここのライトは透明のガムテープで止められていたけど、それを取ったらぶらりと垂れ下がる重症でした(笑)一撃でライトを飛ばすのだからかなりの威力です。

三枚目はかれがダチョウに蹴られた腰の傷の写真です。8cmくらいの傷で、太ももの写真は彼にパンツ一丁になってもらわなきゃならないので、やめました(笑)

それでは、また会いましょう。彼を応援してくれるみなさんに、これからもご支援頂けますようお願いします。



































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1 コメント

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Unknown (kuro)
2012-01-07 17:19:57
やっぱりダチョウは覚えていたのですね。松村さん、お疲れ様でした!

農水省も、研究用にと畜するなどと言わず、除染してからどこかで一生のびのびと暮らさせてやってほしいものです・・・。

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