ときぶーの時間

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初めて山に。

2016-10-14 17:12:15 | 日記
みなさん、こんばんは。
お久しぶりです。

今週も1週間のご無沙汰になりました。
今日は松ちゃんのお父さんが所有している山に入った時の事を書きましょう。


ポニーのヤマ。
かなりスマートな体になっていたので「ヤマ痩せた?」と聞いたら「今一番いい状態でねぇ~か?今まで太り過ぎだったんだ」と松ちゃん。

餌を変たみたいでダイエットに成功したヤマでした。


牛たちもあと少しで広い牧場に行ける。
牛さんたちも本当にお疲れ様でした。

今回、僕は初めて松ちゃんちの山に入った。

以前「山と田んぼと家屋と合わせたら6万坪くらいあるんでねぇ~かな」と言っていたんですが、やっぱり広いなぁ~って感じがしました。


鳥の生態調査のため、ここにも巣箱を設置していた。
山の中の広い敷地に点在していて、この一つ一つを見回っていたのか~、ほんとにご苦労様でした。

松ちゃんは「この巣に一個体入ったんだ」と説明してくれた。


この巣箱には今年2つの鳥の家族が家として使ったそうです。

松ちゃんの家からかなり離れた場所なので、調査がどれだけ大変だったのか改めて知った。

山の中を歩きキノコの生育を見たり、目の前の草をかき分けて入った。
随分入ったところで松ちゃんが「珍しいからこれ撮っておけ」と指差したのは僕にとって何の変哲もない光景だった。


「萱(すすきの事)の根本から葉が無くなってっぺ、これイノシシの仕業なんだ」と。

これには続きがあって次の写真が松ちゃんの意としたもの。


毟られたすすきの近くに葉が丸まって敷かれていた。
これは萱(すすき)の葉で作られたイノシシのベットなんだそうです。

イノシシが赤ちゃんを産むときにこうしたベットを作るんだとか?
いやぁ~凄いものを見たかも?です。

イノシシは人間の入らないような場所に作るらしいのですが、こうして見られるのは「珍しいんだぞ」と松ちゃん。

僕はイノシシの寝床を見たのは初めてなので言われるまま必死に撮りました。


山にはイノシシの糞があって人間のいない場所で元気に暮らしている様子がうかがえた。

今の松ちゃんは毎日イノシシと格闘しているようです。

来年の種を取ろうと野菜作りに励んでいるのですが、石松君をリードでつないでいる時に畑を荒らされたと嘆いていました。


「これ見てみぃ~、昨日は3回も来やがった。喰いもしねぇのに鼻でほじくってみんな倒していく~。このままでは全滅だべな」と。

出来ていたのは赤いパプリカ一個だけ。
多分トウガラシは大丈夫だと思う。


唯一の作物です。(笑)

正直、野菜作りは帰還する人たちの楽しみの一つでもあるから、イノシシ問題は大きな問題になると思う。
野菜作りだけの問題ではなくて、人の命の安全を考えたらやっぱりこのままではダメだよな。

松ちゃんは「環境省が動いてくれなきゃ始まらねぇ~。国が住民を帰町させる気でいるなら本当にこの問題に手を付けなきゃならねぇ」と。

とりあえず山麓線(35号線)の町側と山側(川内方面)のどこかで、人と野生の動物と分ける柵を設置してほしい。

そうすれば町に帰って来る人の安全性はより高くなる。
ほんとに何とかならないかな?

この日、前回紹介した箱罠にイノシシの子供が入っていたらしい。
見に行った時には箱罠の中は空っぽで新しい餌が入れられていた。
ウリ坊は多分、殺処分されたかも?です。

復興を目指すなら、動物と人間が共生できる町を作ってほしい。
うまく言えませんが今日は以上です。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。

















コメント
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