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いまだに「指針」ですか?

2008-04-29 | 手話
 全日本ろうあ連盟の「季刊みみ」119号が『ウェルカム☆手話サークル』を特集しています。
 自分や家族の入退院で読むのが遅くなったのだが、昨夜さーっと目を通してみました。
 気になるのは17年前の全日本ろうあ連盟が採択した『手話サークルに関する指針』…。いまだにそのままなのかとがくんときちゃいました。
 聞こえない人たちが「手話サークルはこうあってほしい」と願うのはわかります。「そんな手話サークルを作っていくために自分たちはこう行動しよう。こんな取り組みを進めよう」との方針なら全く賛成です。しかし、地域の自主的なグループに対して「こうあるべきだ」と指針(!)とかを指し示す(指針とは『与える』ものです)ことにはちょっと抵抗を感じてしまうなあ。
 かつて『前衛党』を名乗る人たちが、労働組合や平和団体にたいして行った過ちを思い出してしまいます。『指針』が出された時から私はそう主張してきたが、いまだに改まっていないのだなあとまたまたさみしくなってきました。


 「手話を使っての詐欺事件」これは、健聴者だけがかかわっているのではありません。聞こえない人自身が聞こえない人に対して進めてきた部分もありますよね。そこらへんの反省も含めて考えていかないといけないのではないでしょうか?
 かつて、私の所属する手話通訳問題研究会へもVIVから通訳派遣の依頼がありました。内容もよく分からず、詳しくおたずねしてもきっちりした答えがないのでお断りしたところ「ろう者がいるのに、あなた方は通訳を拒否するのですか?」とすごい剣幕でお叱りをいただきましたが、「私たちは自主的に自分たちの出来る範囲で通訳を行っている。」とご返事をしました。今、振り返ってみると結果としてこの選択は正しかったと思っています。

 
 今日は快晴。気分を変えて散歩でもしよう…。そういえば、昨日は右翼の街宣車が「日章旗を掲げて心から祝福いたしましょう!」なんて走っていましたね。
 
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