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寅さんとイエス (筑摩選書)

2012-09-02 | 読書

昨日、今日と 特に何かをしたわけでもないのにぐっと疲れています。

昨日の残りごはんで夕食も済ませたし、お風呂も入ったし今日はこれで休みます。

今はまだ、午後7時20分。今から寝たら夜中にまた目がさえてしまうやろなあ…

その目に新聞で見た次の本をネットで注文です。

寅さんとイエス (筑摩選書)
クリエーター情報なし
筑摩書房

 

寅さんとイエス

米田彰男著(筑摩選書・1785円)

神父である著者が最も気にかかるイエスと寅さん。その共通点はユーモアの塊であることだと言う。寅さんについてはよくわかるが、イエスをユーモアたっぷりのフーテンだと言われると戸惑う。しかし、「男はつらいよ」四十八作と聖書との詳細な比較が、常識をはみ出し、故郷を捨てたイエスを立派なフーテンに見せてくれる。罪人や遊女と会食するなど当時の常識をはずれていたイエスだが、食事を共にした人は明るく楽しい気分になっただろうという。寅さんもイエスも他者への温かい思いやりから常識を逸脱するのだ。イエスはまた、神とナザレという故郷を離れているが、寅さんにとっての柴又の団子屋にあたる場所としての神にアッバ(父さん)と呼びかけ甘える。

ユーモアとは人間関係における不要な緊迫を和らげ、社会の矛盾を指摘するやんわりした表現であり、寅さんもイエスも比喩と喩えがうまい。共にユーモアがあったからこそ絶望した人が寄ってきたのである。現実を冷徹に見据え、時代が盲目的にのめりこんでいる誤った価値観をユーモアに包んで、人間性のか回復に生涯をかけた寅さんとイエス。改めて聖書を読んでみようと思う。(桂)  「今週の本棚:『寅さんとイエス』=米田彰男著」、『毎日新聞』2012年08月19日(日)付。

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コラボリューション これからです

2012-09-02 | まいにち
季刊[ビィ]Be!108号
クリエーター情報なし
アスク・ヒューマン・ケア

  昨日、今日の二日間 第30回中国四国アルコール関連問題研究会が「新しいアルコール医療の展開~求められるコラボリューション※~」をテーマに 木グランドホテルで開かれました。

                ※コラボレーションとリボリューションを合わせた造語

  私も実行委員の末席に名前を連ねていたので、朝早くから参加。

  いくつかの発表の合間に、ASK今成知美さんの「飲酒問題への社会的アプローチ~協同、そして変革~」と岡山県精神科医療センター院長の浮田實さんの「アルコール関連疾患とその医療連携について」の二つの記念講演がありました。この二つの記念講演はともにとても学ぶべきことがたくさんありました。

直前の参加申込者は185名と多くを数えました。ただ、医療関係者以外の参加は少なくコラボはまだまだこれから…。また、発表は医療周辺職種が発表して医師がオッホンとコメントをする、このパターンはずいぶん以前から変わってなくて ここはこの研究会自身がこれからリボリューションを必要としている面を表しているように感じました。

  だも、10数年、いや20年ぶりくらいにこの研究会に参加してみて またエネルギーをいただいたのでした。スタッフの皆様ありがとうございました。

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