工房 十一椿(toi tsubaki)

久留米絣や 大島紬など 着物を使って洋服やバッグなどの製作・販売を行っています。

久留米絣 紺色ツタの葉ワンピース

2020年08月10日 | 久留米絣~~ワンピース

紺色の久留米絣 ツタの葉 でワンピースをお作りしました。

 

 

 

襟ぐりは広めのアッパッパーワンピースです。

 

 

脇にスラッシュポケット。

 

 

 

 

袖は ゆったりドロップショルダーで

袖口 スリット。

 

 

 

後ろは・・

 

 

 

こんな感じ。

 

お客様の夏の定番ワンピースです。

 

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自粛期間中・・時計にはまっておりました。

何年かおきに 突然・・なにかに”はまる”時があります。

7~8年前は アンティークミシンにはまり

その後は アンティーク和箪笥にはまり

 

そして・・今回、アンティーク時計にはまりました。

 

最初のキッカケは・・

高校生の頃初めて買ってもらった時計を

久しぶりに引っ張りだし電池交換をしてもらったこと・・。

動き出した時計をはめているうちに

もう一本 同時代の時計が欲しくなり

ヤフオクで GET!

見た目 ほぼほぼ新品なのに

それも・・1000円ちょっとで売られており・・。

・・で これをキッカケにもっと古い時計に興味が湧き

1960年代の時計を GET!

先日、オーバーホール(分解掃除)から戻ってきました。

ベルトを変え・・

 

 

こんな感じ。

これも 時計自体は・・それぞれ 送料込みで 1500円程度。

物の価値って・・なんなんだろう・・??

 

時計屋さん曰く

時計は 戦後の50年~70年代はじめまでが 

今の時計とは比べ物にならないほど

非常に質がよかった・・そうです。

 

服地や着物地も 同じですね・・。

昔のものほど 質がよく

今、同じクオリティで作ろうにも・・作る技術がない・・。

 

そして・・どんなに質がよく

当時 どんなに高価であっても

今は リサイクルショップでも 引きとってもくれない・・。

 

買う人がいなければ 

どんなにモノがよくても1000円でも売れないのが現実・・。

 

 

ヤフオク・ラクマ・メルカリ・・

いろんなサイトを覗きましたが

古い時計は ほぼほぼ・・1000円程度で ばった売り・・でした。

 

 

物の価値って・・なんなんだろう??

 

時計は、初めて買ってもらった時計が”シチズン"だったため

思い入れもあり

今回 買ったのも シチズン。

 

そのシチズンが 先日、 

売り上げ低迷のため工場閉鎖で希望退職者を募る・・っと報道。

 

 

オーバーホールから戻ってきた時計たち。

磨かれて戻ってきたその時計の文字盤の美しさは

当時のクオリティの高さ・技術者のこだわり が窺われ

眺めていて 惚れ惚れ・・。

 

当時は 高度経済成長期

女性が社会に進出し 腕時計は 働く女性のステイタス!

どこの時計メーカーもこぞって 製品開発に乗り出していた時代!

精度はもちろん 

見た目の美しさや可愛らしいフォルム、高級感などなど・・。

いろんな要素を駆使して作られた時代・・。

 

インデックス(時計の文字盤の数字)が 

ミラー加工してあるので

動かすたびに キラキラ光り なんてっ美しい!

 

これが・・今や・・1000円なんて・・(泣)

 

 

これらの時計は どちらも手巻きですが

その時間の正確さは

50~60年経っているとは思えないほど!

 

電池式のクォーツ時計っと並べてますが 

まったく変わらず

正確に 時を刻みます。

 

古い時計も

ちょっと お掃除をする(オーバーホール)だけで

”当時のまま”が復活!

 

それって・・すごいことだと思う・・。

 

 

 

手巻き時計は しっかり回して 約1日半もちますが

朝、同じ時間に ネジを回すことで

時間の精度も保ち続けられるようです。

 

最近は、毎朝

この時計の手巻きネジを回すことが楽しみの一つになっています。

 

 

 

 

 

・・そして アンティーク時計への興味は 

・・・止まらない・・。

さらに・・年代を遡っていくのでありました・・。

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