工房 十一椿(toi tsubaki)

久留米絣や 大島紬など 着物を使って洋服やバッグなどの製作・販売を行っています。

綿栽培日記~~その後 2018~~8月

2018年08月29日 | 綿栽培日記

 

8月ももう終わりに近づいてきました。

今年の夏は・・暑かった・・。

 

・・っで 夏の終わりの”今”の綿花は・・

 

 

今年の6月に新しく育て始めた 土に植えた 1号は・・

 

 

 

こんな感じ。

 

他の先輩(越冬して2年目の綿花)の横ですくすく?育ってます。

 

 

ただ・・ひと夏過ぎて この背丈では・・花が咲くようになるのは

いったい・・いつのことやら・・?!

 

でも・・まぁ 元気です。

 

 

・・っで 砂地に植えた 2号は・・

 

 

 

こんな感じ。

 

こちらも、1号と変わらず 小さい・・。

 

・・っで 水だけで育て・・ようとした 3号は・・

 

 

こんな感じ。

 

7月以降 まったく変わらず 成長しません・・。

・・っで 水だけでは やはり 根っこが安定しないのか?っと思い

砂を下に入れ ほぼ 水だけで育てています。

 

新芽がちょこん・・と出ていますが それ以上 大きくなる気配もなし。

 

ですが・・

 

 

 

新根は 日々 すくすく 伸びている。

 

なので・・枯れる気配もない。

 

とりあえず この状態で 観察を続けます。

 

・・で 他の水槽の中の砂地栽培は・・

 

 

こちらは すくすく?!

 

花芽もつけ

 

実もはじけ・・

 

 

 

1株に一個くらいは 実がはじけ 綿 まで成長します。

 

 

・・っで ベランダで 日光をいっぱい浴びた 越冬組 太郎・次郎は・・

 

 

 

わんさかわんさか?!・・実をつけております。

 

 

ここ数日の間に

 

 

 

綿の実もはじけはじめました。

 

 

 

ただ・・

小さい・・

 

 

1枝に 2~3個 実をつけますが

どれも 2cm程度。

 

 

 

 

越冬して 2年目を迎えた 綿栽培の結論!

 

 

室内(砂地栽培・水耕栽培)で育てることのメリットは

 

・虫がつかない。

・雑草が生えない。

・水やりを忘れない

・無農薬で育てられる。

 

 

・・ですが 2年目を迎え 綿栽培に最も重要なことは

 

”直射日光!”

 

室内だと 日照時間が限られます。

部屋が明るいだけでは 綿の成長にとっては 足りないようで・・

 

ベランダのような 遮るものがなく ほぼ 一日 

直射日光が当たらないと

実を収穫するほどまでは 成長しないようです・・。

 

 

・・でも もう一つ分かったことは

 

適度な水と お日様さえあれば

 

成長はしませんが・・枯れもしません

 

 

観賞用として育てるには 

 

花が付き

実が膨らみ

綿が弾ける

 

を楽しめます。

 

 

 

綿から座布団や織物をするという

”収穫”を考えると とても難しいかもしれませんが・・

 

 

 

 

 昨年 屋外越冬組は 気温が5度を下回った頃
枯れてしまいましたが
 
室内越冬組は 一株も枯れることなく 今に至ってます。
 
 
大きく成長することも たくさんの収穫を得ることもありませんが
 
綿は ”枯れない” 生命力の強い植物です。
 
 
・・っで これらをふまえ・・・
 
 
今年 2度目の越冬を試みます。
 
 
 
 
 
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久留米絣でパンツとチュニック

2018年08月27日 | 久留米絣~~スカート・ブラウス

グレーの久留米絣で 襟元ギャザーのチュニックとパンツをお作りしました。

 

 

 

 

前襟元は スッキリと

後ろは ギャザーたっぷりいれて ゆったりと。

 

サイドに スラッシュポケット

 

 

 

袖口は ギャザーでふっくらと。

 

 

 

 

パンツは ストレートで

 

 

 

スッキリと。こんな感じ。

 

 

この久留米絣

一見・・ただの無地のグレーっと思いがちですが

 

じつは・・

 

 

 

 

縦スラブ。

 

・・っというのは

 

一般的には

織物の織機は 経糸をはって その経糸をぬうように

横糸が織り込まれていきます。

なので 

横にスラブ糸が ”横線”のように織り込まれるのは

スラブ生地として見かけますが

縦に スラブ糸が ”縦線”のように織り込まれているのは

初めてみました。(あ・・私の知識不足かもしれませんが・・

 

 

珍しい~

 

 

そこで 織元さんにお聞きしたところ

織元さんのオリジナル技法とのことでした。

(今年3月の絣祭りで初めて覗いた織元さんでした。)

 

 

常に進化している久留米絣!

 

先日、福岡TV恒例企画の”ピーコさん”と久留米絣のコラボ商品も

とっても可愛かった

 

ますます久留米絣人気が上がること間違いなし!

 

 

今度の9月の絣祭りも・・絣・争奪戦・・間違いなし・・・

 

 

 

今までは なかなか新しい織元さんのブースに入り込むことができませんでしたが

(のぞき込むの・・結構 緊張するんですよ・・。)

 

 

ステキな絣をGETできるよう

どんどん いろんな織元さんのブースをのぞき込んで

いろんな久留米絣を仕入れてきたいと思います。

 

あとは・・台風がこないことを祈るのみ・・

 

 

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昨日は 島原・口之津教室でした。

ちょっと遠出して

島原まで行ってみることに。

口之津は 南島原市。

九州の方は分かりやすいかもしれませんが

島原は・・半島です。

口之津は 半島の先端で 対岸に熊本・天草が見えます。

口之津港からは 天草へとフェリーが出てます。

 

・・で 半島をぐるっと半周したところに 島原市があります。

こちらは 対岸が 久留米や 熊本になります。

 

 

・・っで 今回 島原に行った理由は・・

 

 

 

 

島原和ろうそく の見学にいってきました。

(素敵な和ろうそく・燭台。ありがとうございます。)

 

 

島原は城下町。

昔ながらの伝統が息づく街。

 

国内でも 3軒しかない和ろうそくの中でも

昔ながらの製法・機械を今も使っている

”本田木蝋工業所”

 

 

 

ろうそくの絵付け体験や 蝋燭や石鹸づくり体験もできます。

 

純潔 櫨(はぜ) の実だけで作る 蝋燭は

味わいがあり ちょっと 薄茶ぽい。

形も 風情があり 飾っておくだけで

絵になります。

 

日に当てることで 色が白くなり

そして 年数を経ると だんだん 黒ぽくなっていくそうです。

店内に飾られた 年代ごとの 和ろうそくも 味わいがあります。

 

朝、仏壇に火を灯してみました。

 

母と二人で じ~っと眺めながら

その 炎 の柔らかさに しばし ウットリ。

 

日本の伝統技術。

今、見直されている理由がよくわかります。

 

ご興味のある方は

ぜひ、

お勧めです。

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紺大島紬でスタンドカラーコート

2018年08月25日 | 大島紬

紺色大島紬で スタンドカラーコートをお作りしました。

 

 

 

衿は 飽きのこないスタンドカラー

 

 

 

 

切り替え部分に エンジ色のパイピングを挟み込み。

 

 

 

裾回りの足さばきがいいように サイド裾に持ち出しスリット。

 

 

 

 

パイピングと同じ色のエンジ色の裏地が・・ちらり。

 

 

サイドに スラッシュポケット。

 

 

 

 

 

 

袖口はスリット。

 

 

 

 

 

後ろは・・・

 

 

 

 

こんな感じ。

 

 

裏は ふらし仕立てで 総裏地付き。

 

 

 

 

 

 

エンジ色が・・ちらり。

 

 

夕方になると ちょっと秋の気配が漂いはじめましたが

まだまだ日中の暑さは・・尋常じゃない・・。

 

でも、 お仕立ては しっかり冬準備。

 

前回、染め結城紬でコートをお作りしたお客様のハギレが2mほどあまり

スヌードをお作りしました。

 

 

 

 

衿と切り替えに黄色のパイピングを入れ

その共布を スヌードの裏に使い・・黄色がちらり。

 

 

 

(↑↑ コートの画像)

 

コートと合わせて使ってもよし、

着物以外のお洋服と合わせてもよし!

 

それでいて シルクなので 暖かくて 軽い。

 

お着物のハギレでスヌードは この冬の便利アイテムの一つですね。

 

 

・・っで 今回の紺色もスヌードをお作りすることに。

 

夏は酷暑でしたが

冬は・・どう?

 

今年の冬

極寒?の寒さ対策に 着物ハギレのスヌードはお勧めです。

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