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自動車整備業&車両販売業のCS経営をコンサルタントする TIO21ブログ

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10月新車販売速報!

2009年11月05日 | 業界動向


おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、今月2日に発表された新車販売速報です。

10月の新車販売が自販連および全軽自協から発表された。登録車の乗用車は、エコカー減税や買換え補助金のフォローに乗り263,506台、前年比112.6%となり前月に引き続き好調を維持している。

一方、軽乗用車は、98,606台、前年比87.8%と12か月連続のマイナスとなった。軽自動車にもエコカー減税や買換え補助金があるものの、登録車と比べて額が小さく見劣りし登録車に客を奪われた格好となった。

登録車は、3か月連続して前年をオーバーし10月は二桁増と勢いが増しているように見えるが、昨年の10月はリーマンショックが発生した月で、大幅に台数を落としていて、それに対しての前年比であり、必ずしも完全に回復したとは言い切れない状況である。

買換え補助金は、来年4月で終了となる。その後は、継続するかはまだ決まっていない。政府の財政難などから見送られる可能性も否定できない状況であり、このまま販売が堅調に推移するかは疑問である。

また、少子化や若者のクルマ離れ、20歳代の免許保有率の低下、保有から利用のユーザーの意識の変化などから、車両販売は浮上できないのではないかと云ったレポートも出ている。

したがって、他からのフォローの風に乗るのではなく、自ら需要の掘り起こしなどのフォロー風を吹かせる、自助努力が求められていると云える。従来のように車検期日を販売チャンスとした営業では売れない時代なのだ。もっと顧客の生活に入り込んで、普通車から軽自動車へのサイズダウンなどといった、生活実態にマッチした代替や増車提案による需要の深耕が必要である。


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様変わりした第41回東京モーターショーの内容

2009年11月02日 | 業界動向

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、10月28日に取材した第41回東京モーターショーの速報です。

第41回東京モーターショーは、100年に一度の世界的大不況の中での開催となり、会場は例年にくらべ「シンプル」で、モノトーンの配色と相まって落ち着いたな雰囲気で、今までのショーとは趣が異なっていた。

出展企業は前回07年の246社から、113社に減り、展示の総面積も前回の半分。なかでも、技術と斬新なデザインを競ってきた海外自動車メーカーは大半が姿を消し、参加は26社から3社にまで減ってしまった。

今まで乗用車メーカーだけが占めていたメインの東ホール、中央ホール、西ホールの3会場に、乗用車メーカーだけではなく、ヤマハなどの2輪メーカーやタイヤなどの部品メーカー、補修塗料メーカーもすべて集約されていた。

各社力を入れていたのが、エコカーで、中でも電気自動車(HV、PHVを含む)が主役である。今年は、三菱が「i-MIVE」を本格的に量産車として市場投入し、スバルもプラグインステラを投入して、電気自動車元年と云われているように、それを象徴した展示内容である。

従来ショーの花形であった、スーパーカーなどのコンセプトカーは数台程度となり、近い将来発売されるであろう、電気自動車のオンパレードと云っても過言ではない。今年4月以降のプリウスやインサイトの販売台数を見ていれば、それだけユーザーがエコカーに対して関心があるわけだから、各メーカーとも、否が応でも力が入る。


三菱コンセプト ピーエックス ミーブ(PHV)


トヨタPRIUS PLUG-IN HYBRID Concept(PHV)


マツダ 清(きよら)(次世代直噴ガソリンエンジン)


CT&T(韓国 EV)

特別企画では、次世代車および2輪車を含む新型車両の「乗用車試乗会」「二輪車試乗会」や、日本カー・オブ・ザ・イヤーの30周年を記念して、第1回~29回までの受賞車両、および今年の受賞車両候補を含めた約40台が展示される「日本カー・オブ・ザ・イヤー30周年特別記念展示」が催されていた。


特別企画のカーオブザイヤー30周年記念特別展

来場者数は思ったより少なく、人をかき分けてなんて光景は、数か所を除けば、いたってスムースにお目当てのクルマや展示物を見ることができた。その意味では、とても見やすく、見物客には、満足できるものではなかったかと思う。

男の目を楽しませてくれる「コンパニオン」が少ないし、衣装も落ち着いていたのは、今年のショーを象徴していた。


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プリウス強し!エコカー快走

2009年10月07日 | 業界動向




おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、9月および09年上半期の車名別新車販売台数のニュースです。

自販連および全軽自協から9月の車名別新車販売の実績が公表された。

それによる9月単月の登録車の第一位は、「プリウス」で31,758台(前年同月比441.5%)となり二位を大きく引き離しダントツの一位となった。プリウスは、これで5か月連続TOPを走り続けている。プリウス強しである。

同じHVの「インサイト」は10,289台で5位となり、減免税車であるエコカー人気は根強いものがある。二位以下は、二位フィット17,241台(同105.4%)、三位ヴィッツ12,731台(同127.7%)、四位パッソ10,792台(同161.6%)となり、4位までが前年をオーバーした。

軽自動車では、一位ワゴンRで18,282台(同109.0%)、二位ムーブ16,151台(同87.2%)、三位タント13,140台(同92.3%)、四位ミラ10,769台(同176.5%)、五位アルト7,628台(同136.5%)であった。前年をオーバーしたのは3車種にとどまった。

09年度の上半期(4-9月)の登録車では、やはりプリウスが一位で116,298台(前年同期比325.5)で、HVが上半期一位になったのは初めてである。また、インサイトも3位となり上半期を通じてエコカー人気が続いている。軽自動車は、ワゴンRで93,193台(同97.0%)であった。

登録車および軽自動車ミックスのトップ10は、以下の通りとおり。

自工会が先月公表した8月のエコカー販売台数は、登録車・軽自動車合計台数で17万8324台(重量車除く)となった。この台数は、販売台数全体に占めるエコカー割合は61.4%となり7月よりも0.8ポイントアップしたという。

カーメーカ各社は、エコカー対象車を増やしており、エコカー比率は、ますます高くなることが予想される。したがって、営業マンは車両の基本知識だけではなく、エコ全般に関する知識を増やすと同時に、車両ごとの特徴を比較できる資料作りが求められる。

 

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登録乗用車の新車販売好調を維持

2009年10月02日 | 業界動向


おはようございます。株式会社ティオmotown21の山本です。
今日は、9月の新車販売速報です。

自販連および全軽自協が発表した9月の新車販売は、全車種合計で477,819台となり、前年比で100.2%と辛うじてプラスになった。これは、昨年7月以来14か月ぶりのことである。

そのけん引役となったのが登録車の乗用車だ。2か月連続の前年比プラスで、3ナンバー+5ナンバー合計で前年比109.2%増の294,228台だった。前月にも増してプラス幅が大きくなっている。

一方、軽乗用車は前年比93.7%の119,743台の実績となり前年割れが続いている。エコカーへの買い替え支援策が、登録車にプラスに働いていることを伺わせる。

車種別では、乗用車は413,971台、前年比104.2%で好調を維持しているに対して、貨物車(含むバス)は63,848台、前年比80.3%と依然低迷が続いている。

本年1月からの累計では、登録乗用車を含め全車種で前年割れの状態が続いていて、前年と比べると約623千台も下回っている。乗用車だけを見ても約470千台マイナスだ。09年通年でも前年割れが懸念されるところだ。

【9月の新車販売速報】


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プリウス3か月連続ナンバーワンー=テコ入れ策クッキリ

2009年09月05日 | 業界動向

 

09年8月のプリウス販売実績は21,669台となり3か月連続車種別総合販売台数で1位(登録車だけでは連続4か月)になりました。エコー強しの感じです。

5月以降の乗用車販売(含む軽)は、5月が244,595台(前年比82.6%)、6月319,385台(87.8%)、7月372,430台(97.2%)で、月を追うごとに前年落ち込み幅が少なくなり、回復基調となっています。

この大きな要因は、言うまでもなくエコカー減税とエコカー買い替え補助金にあります。つまり、テコ入れ策がなければ販売回復は厳しい状況にあるといえます。業界団体からは、来年4月以降も継続してほしいという要望が出ていることを見ても、販売の現場は楽観できる状況にないといえます。

乗用車の販売台数実績は、下記の通りです。
【乗用車車種別販売実績】
 ・普通乗用車:82,127 台(前年同月比116.9%) 
 ・小型乗用車:97,639 台(同101.8%)
 ・軽乗用車  :83,748 台(同94.0%)
 ・乗用車合計:263,524台(同103.2%)

【車種総合販売実績順位】
順位 車種名   メーカー    実績台数 前年比
 1    プリウス      トヨタ          21,669     460.3
 2    ワゴンR      スズキ        13,926     101.4
 3    ムーブ      ダイハツ      11,556     111.4
 4    フィット      ホンダ         10,927      92.8
 5    タント        ダイハツ       9,066       84.6

【登録車販売実績順位】
順位 車種名   メーカー    実績台数 前年比
 1  プリウス      トヨタ         21,669      460.3
 2    フィット       ホンダ       10,927        92.8
 3    ヴィッツ      トヨタ          8,145       117.3
 4    インサイト   ホンダ        7,900        ----
 5    パッソ      トヨタ          6,238       141.6

【軽自動車販売実績順位】
順位 車種名   メーカー   実績台数 前年比
  1   ワゴンR     スズキ     13,926      101.4
  2    ムーブ       ダイハツ    11,556      111.4
  3    タント     ダイハツ      9,066        84.6
  4    アルト        スズキ        5,934       130.8
  5    ミラ      ダイハツ      5,611       103.0

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