「霊犬神社」への参拝も済ませる事が出来ました。それでは再び「矢奈比賣神社」の境内へと戻ります。 別名「見付天神」の天神様と言えば学問の神様、学問の必需品「筆記具」が収められた「筆塚」は天神社の必須アイテム。
「印塚」というのはあまり見かけませんが、使わなくなった「印鑑」が収められているのでしょうか?。
「遠江国風土記伝」に【天神山の中に雷塚あり】の記述がありますが、この地がそうでしょうか? 天神様は自在に雷を操ったとされています。草に覆われた「雷塚跡地」は、もしかしたらその伝説の地かもしれません。
「大神宮遥拝所」と書かれた建物。「大神宮」とは「伊勢神宮の宮号(きゅうごう)」の一つ。一般的には碑を建立して玉垣などで囲む形式が多く、こうした建物があるのはちょっと珍しいです。
毎年8月13日に行われる「梅之湯祭」は、一年間おなかの病気にかからないようにと祈るお祭。 「梅之湯御霊水之井戸」の水を釜で沸かし、鉄分豊富な「梅の湯」を頂いてお参りします。
拝殿近く、天空に向かって両手を広げるように聳える御神木は、樹齢およそ400年の「桧」の巨木。 思わず見上げてしまうのは、桧の持つ清清しい力がそうさせるのか・・青い空に良く似合います。
御神木の側には沢山の絵馬が奉納されており、ヤマハ・ジュビロの選手たちの大絵馬も。必勝祈願の文字を中心に書き込まれた選手たちの名前を見ていると、変なイデオロギーは無いようで何となく笑顔になる自分がいます。
板塀と注連縄の結界で守られた「御池」は、例祭の折に神事に使用される重要な場所。 池の中央に「神籬(ひもろぎ)」を立て、「天神地祇(てんしんちぎ)」を御招きするのです。
「高天原の天つ神」「豊葦原の国つ神」すべての神々を指し示す「天神地祇」。 理由は不明ですが、このような「御池」を用いた神事があるのは、他に「伊勢神宮」のみだそうです。
『少彦名命』『言代主命』『闘鶏稲置大山主命(つげいなきおおやまぬしのみこと)』を御祭神とする「氷室神社」。
「闘鶏稲置大山主命」は古墳時代の豪族とされ、奈良の「氷室神社」の御祭神にも名があります。 「日本書紀・巻第十一」に「応神天皇」の皇子である『額田大中彦皇子(ぬかたのおおなかつひこのおうじ)』に氷室とその用途を教えた人物として登場します。
境内の御神木ほど目立ってはいませんが、いわゆる「夫婦杉」と呼ばれる二股の杉。 このように根元部分から二つに分かれた杉というのは、全国各地の寺社でかなり頻繁に目にし、ほぼ98%の確率で「夫婦杉」と呼ばれます(^^;)
朱塗りの鳥居が見えてきたところで、最期は「住吉神社」の参拝でおしまい。 御祭神は住吉三神:水の神である『表筒男神(うわつつのおのかみ)・中筒男神(なかつつのおのかみ)・底筒男神(そこつつのおのかみ)』。
参拝日:2016年12月15日
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます