豊臣政権の中初期の時代、秀吉の実弟『羽柴秀長』の居城となり、その領国であった「大和・紀伊・和泉」100万石の中心地として発展した郡山城(こおりやまじょう)。江戸時代には郡山藩の藩庁が置かれ、柳沢吉里の入封後は、明治維新まで柳沢氏の居城となりました。
城下町としての歴史的風土を残す大和郡山。城址は「日本さくら名所100選」に選定。
「日本さくら名所100選」の言葉に釣られてやって来た私たち・・道路も駐車場もかなりの混雑。で・・いつも思うのですが、何故わざわざ込み合うと分っている時期に一箇所に集まるのでしょう。桜なんて何処で見ても綺麗だと思うし、疲れない分近くで見るほうがずっと楽な筈なのに・・・と頭では充分に理解しながら、それでも○○の桜が綺麗なんだってと聞くと、バイクだから大丈夫と根拠のない確信に押されて足を運びたくなるのです(笑)
丁度「桜祭り」の開催と重なったようで、予想以上の人出と賑やかさ。パレードなどもあるようで、装いを凝らした一団とすれ違いました。お囃子から察するに阿波踊りの連みたいですが・・何故に阿波?(笑)後方からはリオのカーニバルの一団も・・何故にリオ??(笑)
城址への通路には露天が建ち並び、雑多な匂いが子供の頃のワクワクを思い起こさせます。人ごみは苦手だと言いつつ有名な花の名所に来るのは、もしかしたらこんなお祭り気分を味わいたかったからかもしれません。
兎にも角にも、一応は桜の名所と呼ばれる場所に住んでいながら、わざわざバイクタンデムでここまで来たのです。楽しまないと、せっかくの一日が勿体無いではありませんか( ̄^ ̄;
城址とは言え復元された建物もあるし、歴史的な建造物だって残されていて、見どころは満載。特にお城と桜は抜群に相性がよく、何所を見ても絵になりますね。
高台から見えていた法印曲輪跡に建つ建物は、明治41年に建てられた「旧県立図書館」。明治建築の粋を集める建物として「県・市指定文化財」になり、現在は「市民会館」として活用されています。
本丸内には、旧藩士等によって創立された『柳澤吉保公』をご祭神とする「柳沢神社」が鎮座。折角なのでお参りさせていただきました。
また郡山城毘沙門曲輪には、柳澤保承(やすつぐ)の発意によって昭和35年に発足した柳沢文庫。館内には柳澤家から寄贈された柳澤家歴代藩主の書画や和歌、俳句などの作品や郡山藩の公用記録をはじめとする藩政史料などの古文書等が所蔵されています。
思いがけず見所満載の郡山城址、沢山の花見客がそれぞれに良い場所に陣取ってお弁当を広げて花見の真っ最中。それでも往時の面影をそのままに残す天守台までくると、流石に花見客も少なく打って変わっての静かさ。
実はこの天守台の裏手、北側の石垣には、奈良一帯から徴用された数多くの石地蔵が石垣に組み込まれたまま残されているのです。こうした石は転用石と呼ばれ、大なり小なり他の城でも見かけることはあるのですが、特に奈良は良質な石材が乏しかった為、石地蔵や墓石、仏塔なども徴発(ちょうはつ)し石垣石として使用されました。その中には、平城京羅城門のものとされる礎石なども使われているそうです。
能の開祖である観阿弥が大和国出身という縁により建立された「観阿弥の供養塔」。
城址会館前には「森川許六(もりかわ きょりく)」句碑【菜の花の 中に城あり 郡山】
色々と見所一杯の城址公園ですが、流石に花が美しく見られる場所は人が多くゆっくり座ることもできません。という事で桜御門跡まで降りて来ました。
華やかな桜はもちろん美しいものですが、苔むした感じの石垣には松の緑が殊の外よく似合います。おや?何か曰くありげな石柱が・・何々?「伝承 弁慶足形石」・・・・弁慶さんって、日本の至る所に足跡を残してきたんですね(ーー゛);
水を湛えた堀は、城の影を映しこんで、殊更に美しく見えるものです。そこに満開の桜が加われば、それはどんな名人でも描写できない、一瞬を捉えた絵画となります。春爛漫の桜に見送られて家路に向うなんて、随分と贅沢な事(*^^*)
訪問日:2006年4月9日
大和郡山では大変お偉い方なんです
決して祟り神ではありません(笑)
今日は田舎から大好きな義姉が新幹線でやって来てくれて
明日には(もう今日ですね)帰るのだけど
三年と四か月ぶりの楽しい時間を過ごしています。
心がしっとりと温かくなるような幸せを
まかろんさんにおすそ分けできたら良いのに・・
東の空に向かって「大好き光線」を送ります。
ほんの僅かでも、ほんのかすかにでも
側に寄り添う気持ちが届きますように。
大切な貴女に・・・
だからそんなところには行きません??
そう続くのかなと、えっえっ💦と思いながら
読み進めたら、
>根拠のない確信に押されて足を運びたくなるのです
あはは😂
うんうん。
日本人はそーこなくっちゃ♪
(いえ、私は行かないわって人もいて良いと思いますが😅)
桜と城。
なんとお似合いでしょうか。
うんうん、と読んでいたら、
>『柳澤吉保公』をご祭神とする「柳沢神社」が
マジですか😳
どういうご利益を期待してこの方を・・・。
というか、日本人得意の、
祟らないでください、でしょうか・・・。
>春爛漫の桜に見送られて家路に向うなんて、随分と贅沢な事(*^^*)
ですね😊
昨日は優しい返信をありがとうございました。
tibinekoさんの優しい気持ちが、文章から
じんわり伝わってきました。
不思議なことですが、
たとえ似たことをそれぞれ書いても、文章には
にじみでる個性というものがあるのですよね。
ブログを毎日訪問して回るようになって、
そのことに気がつきました。
今日はちょっと嫌なことがあって、
頑張ってた気持ちがどっと疲れました。
お城と桜。めでたいエネルルギー注入で
よくなるといいな。
今すんごく眠くて倒れそうなので、
この辺りですみません、締めます。
いつも変わらず、端然と更新なさるtibinekoさん、
明日もなごやかな1日をお過ごしください😊