千鶴おばさんのダイエット&日々の徒然日記 (過去の太極拳)

メタボ検診で黄信号「痩せなさい」先生より命令が出ました
幾多のダイエット繰り返してもままならないこの体何とかしなきゃ

仮名手本忠臣蔵・五段目

2008-03-29 17:54:05 | 歌舞伎・映画・落語など
今日の講座,5段目は昔あまり面白い幕ではないので弁当幕と呼ばれ芝居をしていても喋ったりお弁当を食べたり芝居を見る人は少ない状態だったそうです。
当然役者さんも有名な人は出ません。

そんな明和3年(250年ほど前)初代中村仲蔵が家臣斧定九郎役を与えられ何とか客の目をこちらに向かせよう神社に日参していたが側にある居酒屋?で素浪人を見てひらめきました。

定九郎は元塩冶家(浅野)の江戸家老の息子ですが浪士で有りながら敵方に内通しているという悪役です。
普通悪役は顔の作りは赤いですが白塗りにして一見二枚目の「色悪」と定義づけ頭の毛も5分ぐらい伸ばしました。



「お軽」の父親「与市兵衛(よいちべえ)」を殺し与市兵衛の懐から五十両の金を奪いとりますが、そのあとすぐに猪(いのしし)と間違えられ、「勘平」に鉄砲で撃たれて死んでします。
その間台詞は「五十両」のみながら、一気に名を上げました。

上の写真を見ていただければ分かりますが仲蔵の口に咥えているのが50両です。
血で汚れた刀を左裾で拭き足は左マープーで右手で刀をツンツンツンと三味線に合わせて引くわけですが凄くやりにくいです(田口講師)
のちに団十郎によって右マープーに変えられました。
(実際やってみると凄くやり良いです、皆さん是非やってみて)

☆田口講師がマープーと言われたわけでは有りません、でもコレはマープーです。

4代目団十郎の工夫はさらに稲垣を利用し早変わりで与市兵衛、定九郎を1人で演じ評判を取り現在もこの型を伝承しています。

面白いですね、ちゃんと絵で残っているのですから。



帰りに大谷大学の桜、一部満開でした。

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