千鶴おばさんのダイエット&日々の徒然日記 (過去の太極拳)

メタボ検診で黄信号「痩せなさい」先生より命令が出ました
幾多のダイエット繰り返してもままならないこの体何とかしなきゃ

日本芸能史・壬生狂言

2012-07-10 08:36:14 | 造形芸術大学講義
待っていた公開授業です、以前神泉苑の狂言は日参して見せていただき多くの狂言を堪能しました。
壬生狂言は3回ぐらいは見たでしょうか馴染みは薄い存在でした。
今回壬生狂言の「賽の河原」を見て感じたこと神泉苑とお面が微妙に違うのではと思ったぐらいで所作などは全く同じと感じました、大勢の民衆に遠くからでもわかるように所作を大きく無言劇になっています。

賽の河原は閻魔さんの前に引き出された餓鬼が詮議を受け淨玻璃(じょうはり)の鏡に大悪人という罪状が全て出てしまいます。
赤鬼によって舌を抜かれ釜茹でにされ食べられてしまいます。
そこに地蔵尊が現れ遺骸を祈念し救出されるというお話です。

講演が終わり世話役の方が質疑応答を受けられる時出演者の皆さんも面を取って壇上に再登場されました。
地蔵尊を演じられた方はなんとなくお見かけしたようなと考えていたとき神泉苑の和尚さんだと判明しました。
なんだか少しスリムになられたようにお見かけして分からなかったのと、まさか壬生狂言に出られるとは思ってもみなかったことです。

小学低学年から練習を積み一人前になるには20年は掛かるだろうと話されます。
医大の教授とかお菓子屋さんその他様々な職業を日々勤めながら伝統を担い引き継ぎ育てておられる皆さんは周辺に住まわれる35名で頑張っておられるそうです。

会場には初めて見たと言っておられる人も多数いたようです。
感激の時間はあっという間に終了しました、次回はぜひ壬生寺で見せていただきたいと思います。
今回で日本の芸能史前半が終了しました。
夏休みをはさんで10月より後期が始まります。