うまくは言えないけど

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ぞうのせなか

2007年11月13日 | 本のはなし
ぞうの せなか (講談社の創作絵本)
秋元 康,網中 いづる
講談社

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ぞうのせなかを読みました。秋元康さん原作で映画やDVDなどいろいろなメディアに展開しているようです。

映画は役所広司さんや今井美樹さんが出演していますし、DVDのイラストもかわいくていいのですが、ボクは絵本が気に入りました。たまたまDVDを少し見る機会があった後に絵本を見たのですが、思わずグッときました。

ゾウのお父さんが家族が寝静まった夜中に出かけていきます。子ゾウは気になってこっそりついて行きます。毎晩いろいろなところへ出かけるお父さんを子ゾウはついていきます。そしてある晩子ゾウはお父さんに見つかってしまいます。そして子ゾウはお父さんから悲しい話を聞かされます。

子どもへの深い愛情と死への潔さという深い内容の話ですが、わかりやすい言葉とあみなかいづるさんの淡々としたイラストで子どもでも読める作品になっています。絵と文字のバランスもとてもよくいい絵本だと思います。ただ、内容は完全に親向けだと思います。子どもに読んであげると親の方が泣いてしまうかもしれないような絵本です。

ボクは果たしてこのお父さんゾウのように強く潔くなれるかと考えさせられました。

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