ゴルフタイムスの世界   Eagle Eye

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石川遼とUSツアー  6  アメリカ環境と日本の生活

2013-02-14 | 危うい日本のゴルフの世界

石川遼の柔軟性と同化力

メジャーが夢の日本

宮里藍は、ジュニア時代から、海外で試合を数多く経験をして、柔軟力と同化力の基礎ができていたとおもう。慣れていなかった諸見里しのぶや上田桃子は、さぞかし、大変だったのではないかと思う。藍は、宮里父のそばで、大事に教育され、何不自由なく世界の舞台に立てたことが成功につながったとも言える。実力的には、諸見里も上田も話にならないほど、差があったとは思わない。英語への興味が、藍は、あったのであろうと思うし、実際、その上達ぶりを見たのは、原稿なしで、感情をこめて、オチョアの引退試合に、オーナーゲストで堂々と話せたことだ。記者は、航空会社を含めて、小学校、中学校、高校、大学と16年以上、英語に関係しているが、原稿なしで、話をするのは、簡単なことではない。

ただ、疑問に思うのは、岡本綾子が世界の綾子になって、USツアー14勝して、殿堂入りを果たしたが、綾子は、可愛がってくれる女子プロの家庭に住み込み、日常会話を学び、異国の世界に、溶け込んでいった同化力がものを行ったのではないか。それにしても、世界の綾子は、日本代表選手としては、抜群の功績があり、 記者が青木や尾崎、中島を総合しても、綾子の右には出ないものと解釈している。

現女子プロ協会会長の小林浩美も世界へ飛び出した。綾子を追うがごとく、明るい性格でアメリカで人気を博したが、綾子ほどの成績は残せなかった。記者は、綾子が、メジャーにプレーオフで破れたプレーイングフィールドを訪れた。なぜ、手が届かなかったか、知りたかったからだ。このコースは、ガーデンシテイ、ニュージャーシ、ニューヨークから地下鉄で40分、つまり、東京中心から、木更津の距離にあり、車で海を渡るのもよく似ている、しかし、有名人であっても、そう簡単にプレーさせないリジョンの名誉と縄張りが構えていて、自由に入れない。アメリカ特有の地域会員優先の縄張りである。日本には、その圏域はない。東京の人でも、兵庫、福岡でプレーは、まことに簡単である。しかし、会員絶対がアメリカの特徴である。そのコースは、綾子には、最適に合致していたのではないか、と思った。というのは、どこか、自然豊かで、それなりにアップダウンがあり、ヒーリーで綾子の技術に叶っていたからだ。

ヘッドプロとのお茶の席で、プレーオフでは、応援は5分5分でったと聞いた。つまり、綾子は、すでに米国で、米国人になっていたのだ。同化していた綾子は、すでに世界の綾子になって、全英でも勝利した。日本で、もっと、綾子は、高く評価される最大の栄誉の選手だと思う。藍は、すでに、綾子を追っている。まだまだ、その受け入れる柔軟さは、かたくなっていない。同化力がますます、磨きをかければ、増幅する。それは何を意味するか。

つまり、優勝と世界貢献だろう。前述が、長くなったが、遼が成功をするには、現地の生活と環境が、大きく、影響してくる。だから、練習も重要であるのは、いううまでもないが、できるだけ、地方の名所や歴史を追ってほしい。そして、自分の英語を自分のものにして、自由な会話が出きるように慣れてほしい。英語は、地域、地域で、訛りがり、地域によっては、彼ら自身が50%しかわからない。ある会議で英国から来たゼントルマンは、アメリカ人が話が50%としか理解できず、記者に、説明、通訳を求めてきたほどである。だから、最初は、数ー%でいいのだ。まず、自分のものにする習慣をつけることだ。マル山茂樹が、英語が70%理解できて、同化していたら、10勝は間違いないなかった。マルは、日本の生活に満足するには、アメリカを忘れなけれならない。環境が違う生活をすると、心技体が、しっくりいかないのだ。宮里美香は、飛び込んだ世界が、アメリカからだ。今年は、英語もできるようになっているので、2勝は最低するような雰囲気だ。

だから、遼は、日の丸を背負って、試合をする必要はない。われわれも遼に、日の丸を背負わせてはならない。まだ、その時期ではないし、環境が遼には、まだ難しいのだ。日本では、2流金融団体、信用金庫協会が、スポンサーの名乗りを上げた。信金の宣伝マンになると、一流メジャーの銀行は敬遠、スポンサーになることはない。一流のパナソニックやその他の一流スポンサーが
{あばよ}と去って行った。逃げたのだ。逃がしたのだ。そのうち、博打産業のパチンコ屋や賭博ゲーム屋がスポンサーにつくかもしれない

ゴルフ界に品格があったのは、いつまでだったのであろうか。情けないスポーツになり下がったものだ。それも、スポンサー頼りの世界で、自主行動の興行では成り立たないからだ。娯楽専門のパチンコを非難しているのではない。警察利権のパチンコ屋が、神聖なゴルフスポーツに乗り込んできたことに、反吐が出るのだ。気分が悪い。これでは、利用税撤廃は、自民党が賛成するはずがない。

ゴルフは、旬の時がある。 旬を逃がすと、蘇生するには、気の遠くなるような努力をしなければ、達成できない。スランプと旬を逃がすとは,紙一重、プロの生ざまに影響を与える。

天井桟敷から、降りてきた遼は、自分の人生を左右させる壁に向き合って、自らの未来の環境を創らねばならない。

www.thegolftimes.jp

全国消費者国民運動連絡協議会

全国ゴルフ会員の権利を守る弁護士団シンポジューム

全国オンブズマン連絡会議

全国メデイア報道384社連絡会議

国際ゴルフ記者クラブ協会

太平洋クラブ被害者の会

  

 

 


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