JLPGAは、ここにきて壁を打破し乗り越えた。
小林浩美会長が命を削った英断と実行である。
放送権の事件は、大きくマスコミを通して問題化したのは、事実だ。しかし、小林浩美会長は、女子ゴルフ全盛の勢いに乗って、ぶれることはなかった。小林浩美会長を全面的に応援してきた記者および国際ゴルフジャーナリスト会員の面々は、放送権の帰趨は、未来の女子ゴルフ競技に大きく影響を及ぼす大事なサブジェクトとして会議を重ねた。今、このチャンスを逃がすと二度と、JLPGAが、主導権を持つのは懐疑的である。だから、記者が英断と位置づけた小林は、命を懸けた戦いをしていると認識していたのだ。
これで、放送途中で、映像中止という複雑で嫌悪感のあるテレビ放送を見ることはなくなる方へ進んだといってよい。試合、ゲームというものは、途中下車はない。結果がすべてである。はらはらドキドキ感のスリルをあじあう観衆は、その結果に自分を納得させるから、ストレスがたまらない。次の試合も勇んで観にいく、またテレビをつける興奮に酔いしれるのではなかろうか。
大きな場面と節目が訪れた。
JLPGAの英断が、観衆を呑み込む時代がやっと到来したといえるのではないか。観衆は、我慢。していたのだ。TV局とスポンサーの傲慢さに、いささか、癖癖していたのは言うまでもない。
観衆あってこその試合であってのスポンサーではないのか。20年欧米に乖離のゲーム展開を、現実化に勇気出すのが、男子ではなく、女子である日本に何か、やりきれない気がする。小林キャビネットの応援団は、意外と多いのである。 国際ゴルフジャーナリストクラブ協会
アジア地区会長 古賀剛大