遼、動く
photo;WGPCA/The Golf Times/tj.koga
遼の目的は、日本で賞金王に帰り咲くことではない。あくまで、国際的地位でプレーをしていきたいのである。遼は、30歳になって,新たな決心をした。このままでは、納得がいかないのだ。15年間、遼を見てきて、golfの頂点を維持していくのが、どんなに大変なことか、わき目からも、よく理解できる。巷では、頂点にあるときに、有頂天になったとか、努力が不足したとか、ありとあらゆる角度で批判が起こったのは、否めない。しかし、神の子セルジオでも、200位以上の番外に落ちて、また。カムバックし、ライダーカッパーとなって活躍をして居る。記者は、神の子、セルジオと遼は、似かよっているとおもう。天が授けた偉大なる才能は、この二人に間違いなく注がれているのだ。
遼は、30歳、golfでは、中堅に入る。しかし、今ここで、遼は、新人で出発の扉を開こうと決めたのだ。ミケルソン50歳のメジャー獲得のように、20年という長いスパンがある。
10数年前に、記者は、遼は、最低、国際試合で20勝はすると述べた。そして、20代が終わると、大2章にはいり、トップを形成すると、予言ともいえる言葉を惜しみなく吐いた。それには、理由がある。引き出しの財産は、しっかりどんなツアー選手に劣らないからだ。フィールドが違う日本では、無理だ。記者さえも、海外で20戦以上試合を消化している。何が違うのか、深い洞察力が、golfフィールドを分析する能力が身につくからだ。遼は、特別なゴルフ感覚と厳粛さを持っている。
アメリカへ神聖なる第一歩を踏み出す遼を、全力で支えたい。勿論、ジャーナリストの立場としてだ。アメリカの友人たちは、きっと遼を応援してくれるのは間違いない。
遼の挑戦は、我々の挑戦である。夢は必ず真実となる。(記者 古賀剛大)