秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
よろしくお願いいたします。

秋の社日

2010-09-25 12:30:33 | こよみ
9月25日(旧暦8月18日 七赤 先勝 戊卯)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

今日も肌寒い朝となり、日中になっても気温が上がりません。

薄暗い空が広がると、気持ちまで澱むような気がします。

しかしこういった日があるからこそ、太陽と青空のありがたみがわかります。

秋晴れを待ちながら、仕事に励んで行きたいと思います。


今日は秋の「社日(しゃにち)」となります。

3月19日の記事で、春の社日についてご紹介いたしました。

春分・秋分に一番近い「戊(つちのえ)」の日を社日とし、生まれた土地の神様を参拝する日となっています。

「戊(つちのえ)」は十干(じっかん)のひとつで、「土の兄」ともいい、要するに土の力の強い日を表しています。

1月26日 干支



春の社日は種まきの時期、秋の社日は収穫の時期となっており、土地の神様に五穀豊穣の祈願をするものとなっています。

これらの起源は古代中国であり、「社」とは土地の神を祀る祭壇のことをあらわします。

また、中国には「社稷(しゃしょく)」という言葉があり、「稷」は五穀の神を祀る祭壇を示し、この二つを祀る行為は古代国家において最重要なものでありました。

社稷はそのまま、中国の王朝=国家を意味することになり、戦争において勝利したものが、敗れた王朝の社稷を破壊し、勝利者は新たな社稷を建造して新王朝を建てるという歴史を繰り返してきました。

日本においては、もっと単純にその土地に対しての畏怖と感謝の気持ちが、土地の神様を祭るものとして受け入れられ、社日もその一つとなっています。


現在、黄金色に実った稲の収穫が盛んに行われています。

日本は近代まで、米の収穫による米価が経済に大きく関わっていました。

日本の経済構造や生活スタイルの変化から、米作と米食を取り巻く環境も大きな影響を受けています。

しかし、毎日のエネルギーの源となっている米を食べられることへの感謝と、土地と農業への感謝というものは変わらないと思います。

そういったことを忘れず、日々を過ごしていきたいと思います。

補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
携帯 080-1837-5342

mail kchiba@poem.ocn.ne.jp

「清掃の日」を考える

2010-09-24 15:24:04 | 建築日記
9月24日(旧暦8月17日 八白 赤口 丁寅)


こんにちは。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

秋分の日の祝日となった昨日は、一日雨の天候でした。

墓参りは雨が弱くなった朝の時間帯に済ませ、外仕事を見合わせました。


今日は朝の冷え込みで、衣替えを待たずして長袖に腕を通しました。

現場で動いていると寒さを忘れますが、この冷え込みは10月下旬並だそうです。

秋をまたいで冬になるような今年の日本列島ですが、紅葉は夏に十分な日照があって木々の葉が生い茂ったこともあり、きれいなものになるという予報も出ています。

秋の深まりを感じながら、体調を崩さないように2010年の後半を楽しんでいきたいと思います。


今日は、「清掃の日」となっているようです。

1971年(昭和46年)に、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」が施行されたことを記念し、厚生労働省が実施しています。

伝染病の予防をはじめとした公衆衛生の向上を狙ったものですが、産業廃棄物に対しては細かな取り決めがこの時点では無く、幾度かの改正とそれに伴う罰則の強化によって、現在に到っています。

1950年代半ばから、水俣病をはじめとする四大公害病などが社会問題化したこともあり、高度経済成長の「負」の面に対する関心が高まりました。

現在では、地球温暖化をはじめとする世界規模の気候変動も、環境に対して全員が考えるべき問題として顕在化しています。


とはいっても、いきなり大きなことはできません。

環境保全への取り組みは、一人ひとりの意識の持ちようが大切なことです。

小さなことでも、それが毎日継続できることであれば、たまにまとめて大きなことをするよりもずっと効果的ではあります。

出すゴミをなるべく少なくすることはもちろん、身の回りを片付けたりすることも良いかと思います。


廃棄物が出やすい仕事をしている以上、それを分別処分することには常に気を配っています。

たまに「もったいない」という気持ちにもなります。

昔の建築においては、骨組みの木材はもちろん、壁土なども再利用して建物をつくっていました。

断熱材やパネルなどをはじめとした建材を使った住宅は、断熱性や気密性、コストパフォーマンスなどに優れ、住む人も快適に過ごすことができます。

これからの建築を考える上では、伝統に学び、新しい工法も理解し、その上で再生可能な選択肢にも気を配ることが必要だと思います。

今日の「清掃の日」という言葉を目にしたとき、そういったことをあらためて考えました。

補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
携帯 080-1837-5342

mail kchiba@poem.ocn.ne.jp

秋分と墓参り

2010-09-23 07:33:13 | 建築日記
9月23日(旧暦8月16日 九紫 大安 丙丑)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

昨日は東京などで30℃越えの残暑となったようですが、北日本は雨で半袖では寒い気温となりました。

今日からは全国的に気温がぐっと下がり、どうやら今年の記録的な暑さは終わるようです。


今日は「秋分の日」です。

雑節の「秋彼岸の中日」、二十四節気の「秋分」、七十二候の「雷声を収む」となり、これから季節は秋の後半となって、着実に冬に向かっています。


今日は墓参りをされる方も多いかと思います。

私も今日、仕事の合間に行ってまいります。

天候が不安定な日が続いていますので、先祖を敬うとともに、自身の健康を祈りたいと思います。

補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
携帯 080-1837-5342

mail kchiba@poem.ocn.ne.jp

月光

2010-09-22 07:19:21 | こよみ
9月22日(旧暦8月15日 一白 仏滅 乙子)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

昨日は気温も上がり、汗ばむ陽気となりました。

所によっては一日雨が降っていたり、増田も夜通し雨が降っていたりと、本当に安定しない天気が続いています。

こういった時期だからこそ、気持ちは前向きに過ごしたいと思います。


旧暦8月15日は、「中秋の名月」として、月見をする風習があります。

これは中国の「中秋節」から来ており、平安時代の貴族は月見をしながら和歌を詠い、宴を催したそうです。

その際、夜空の月を直接見るよりも、舟を浮かべて水面に映る月を観たり、あるいは杯に月を容れてそれを眺め、飲み干すことが風流とされていました。

中秋の名月の日は、地方によっては「芋名月」として、その年に取れたサトイモをお供えする所もあります。


野暮な話になりますが、月齢をみると正確には今年の満月は明日になりますので、中秋の名月が満月とは限りません。

この時期の月は、北半球において最も明るくなる角度にあり、また秋の夜空は空気が乾燥して見やすいことから、名月の観賞にもっとも適しているという根拠が裏付けられます。

今夜は、残念ながら雲の多い中秋となりそうで、はっきりと見ることはできないかもしれません。


人類にとって、月は太陽と同様に特別な存在でした。

人類が初めて地球以外の地面に到達したのも、約38万4400kmの距離にあるこの天体でした。


月は地球の周りを約29.5日の周期で回ることから、古代メソポタミア(イラク)では、月の満ち欠けによって暦(太陰暦)を作りました。

現代でもイスラム世界では太陰暦が用いられ、ニュースなどで耳にするラマダーン(断食月)も月(新月)を基準としています。

イスラム信者の多い国家では、国旗に三日月と星をデザインしている国もあり、赤十字マークは十字架を表すことから、イスラム信者の多い地域では三日月マークの「赤新月社」という同様の組織があります。


日本ではすでに縄文時代に月見をする風習があったそうで、古代において暦を読むことは「月読(つきよみ・つくよみ)」と言う言葉で表され、『古事記』においてはツクヨミという夜の神が、アマテラス女神の弟神にあたる神として記されています。

他には『竹取物語』でかぐや姫が月へ還るという話や、月にウサギが住むといった伝説もあります。


さらに日本人は、月の満ち欠けの形をさまざまな別名で表していました。

①旧暦1日目の月  「新月」「朔(さく)」
②旧暦2日目の月  「繊月(せんげつ)」
③旧暦3日目の月  「三日月(みかづき)」「眉月(まゆつき)」
④旧暦7日目の月  「上弦(じょうげん)」
⑤旧暦10日目の月 「十日夜(とおかんや)の月」
⑥旧暦13日目の月 「十三夜月(じゅうさんやづき)」
⑦旧暦14日目の月 「小望月(こもちづき)」
⑧旧暦15日目の月 「満月」「望月(もちづき)」「十五夜(じゅうごや)」
⑨旧暦16日目の月 「十六夜(いざよい)」
⑩旧暦17日目の月 「立待月(たちまちづき)」
⑪旧暦18日目の月 「居待月(いまちづき)」
⑫旧暦19日目の月 「寝待月(ねまちづき)」「臥待月(ふしまちづき)」
⑬旧暦20日目の月 「更待月(ふけまちづき)」「亥中(いなか)の月」
⑭旧暦23日目の月 「下弦(かげん)」「二十三夜(にじゅうさんや)」
⑮旧暦26日目の月 「二十六夜(にじゅうろくや)」「有明月(ありあけづき)」
⑯旧暦30日目の月 「三十日月(みそかづき)」

他にも、月に雲がかかってうっすらと見える「朧月(おぼろづき)」、雨が降って月が見えなくなっているときを「雨夜(あまよ)の月」とも名づけています。


昔は電気も無く、闇夜を照らすのは星と月でした。

自然と人間は、夜の恐怖を照らす月の光に安心を求め、生活の中に取り込んでいたと思います。

そういったことに思いを馳せながら、月の明るい夜には灯りを消して、月見をしながらお酒を味わったり、俳句や短歌を詠んでみるのも良いのかもしれません。


補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
携帯 080-1837-5342

mail kchiba@poem.ocn.ne.jp

秋分近し

2010-09-21 07:43:50 | 建築日記
9月21日(旧暦8月14日 二黒 先負 甲亥)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。


連休が終わって、今日が週はじめの方も多いかと思います。

私の仕事は基本日曜日が現場休みの日なので、特に連休は取りませんでした。


秋の彼岸も始まり、明後日は彼岸の中日となります。

お墓参りを欠かさないようにしたいと思います。


今週の天候は不安定なようで、外仕事に影響が出ています。

濡れた足場は滑りやすいため、十分に注意していきたいと思います。


補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
携帯 080-1837-5342

mail kchiba@poem.ocn.ne.jp