秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
よろしくお願いいたします。

重陽の節句

2010-09-09 08:14:56 | こよみ
9月9日(旧暦8月2日 五黄 先負 壬戌)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

昨日は台風から変わった低気圧の影響で、関東北陸地方を中心に記録的な大雨となり、各地で被害が出た模様です。

秋田県内は天候が安定していましたが、あらためてこの時期の天候の不安定さに注意を怠ることができないと思います。


連日30℃越えの天候から、ようやく落ち着いた気温となりそうです。

そして今日は五節句の一つの「重陽の節句」となります。

奇数の月において、月と日の数字が重なる日が節句に当たっており、3月3日、5月5日、7月7日にそれぞれ上巳の節句、端午の節句、七夕の節句となっています。

1月については、1日の元旦を別として、7日に人日の節句というものが定められています。

これらは古代中国を起源とするもので、中国の陰陽思想において奇数は「陽」の気が強く、それが重なることで陽の気が強くなりすぎてかえって「陰」になり、不吉になると考えられていました。

そこで「節句」をもうけ、邪気を払うという習慣が生まれました。

節句は忌日からやがて祝い日へと意味合いが変わり、さまざまな行事が行われるようになりました。

「9」は五節句の中でも数が最も大きいことから、「大きい陽の日が重なる」に転じて「重陽」となり、この節句は長寿を願う日となっています。


さて、9月9日の重陽の節句は、別名「菊の節句」といいます。

これは古代中国の漢代より、宮廷で菊の花を浸した酒を飲んで長寿を祈る習慣から来ており、日本でも平安時代にそれが伝わり、収穫の祝いとともに長寿祈願がなされました。

前日に綿を菊の花にかぶせ、翌日その夜露に濡れた綿で女官たちが体を拭いたという記録もあるようです。


ひな祭りやこどもの日に重なっている他の節句と比べ、なじみが薄い節句にはなっていますが、こうした由来を知ると意味合いも深いものとなります。

今晩は菊の花を愛でながら、酒を酌み交わすのも良いのかもしれません。



補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
携帯 080-1837-5342

mail kchiba@poem.ocn.ne.jp