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ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

150年続く本当の理由 IN 岡山

2007年10月02日 | 独り言
今日は、日本生命・岡山支社主催の講演の講師を務めました。

全日空ホテルで70名のご参加で、講演終了後は盛大な懇親会がありました。

支社長をはじめ、岡山支社の皆様方には厚く御礼申し上げます。


講演が始まる前、講師控え室で法人部長様が岡山という地域特性をお話して頂き
ました。

岡山は「晴れの国」と呼ばれ、雨が少ない地域であること。

また、地元意識が大変強いこと。


というわけで、ご参加の方と一体感を出す必要があると思いましたので、
講演の冒頭にこう言いました。


●私は今日、関西から来たんですが、実はこの岡山は私の両親の里でござい
 まして、岡山支社管内の津山市は私の母の生まれ故郷です。

 まさに岡山は私にとって第二の故郷です。
 そんな岡山の地で、今日このような場でお話させて頂くことは大変光栄で
 ございます。

 本日はどうぞよろしくお願いします。


というわけで、講演は無事に終了し、懇親会に来賓として参加しました。

そこで、私の隣に座られていた方が、誰もが知っている有名な岡山名産品を
製造販売している会社の社長でした。

社歴は…  何と、150年! 

安政の時代から、今日の平成の時代まで続いている超老舗の会社でした。

現在の社長は5代目で、大体1代30年とのこと。


いやあ、度肝を抜かれました。

弊社のお客様でも、創業80年や50年の会社はありますが、150年とは…

企業寿命30年説といわれていた時代が今、10年まで短くなったといわれます。

色々お話をしている中で、何故150年続く会社なのかが理解できました。


●品質は時代に合わせて、どんどん変えていっている


ということでした。

二代目の方はどうも守りは強いのですが、攻めが弱い傾向にあります。

つまり、先代から引き継いだものを守るのは得意だが、全く新しいやり方を
生み出して創造していく軍人的なエネルギーが弱い。

ただこうなると、時代の変化についていけず、カリスマ性のあった創業オーナー
から代が替わった途端に、業績が落ちてくる…

ですから、代々続く会社にするには、やはり…


●創造と破壊


が大切ですね。これは納得です。


また、逆にこんなことも聞いてみました。

●創業以来、代々継がれてきた理念みたいなものはありますか?

それに対して、こう教えて頂きました。


●絶対、悪い材料を使わない!
 どんなに不況になっても、たとえ赤字になっても、原価を低く抑えるべく、
 安い材料を使ってはいけない。
 これは、お客様を騙すことになる。


●人のモノマネは絶対にしない!
 マネは所詮モノマネ。
 自分の頭で知恵を絞らなければ、ほんとに儲けることはできない。


だそうです。これも大いに納得ですね。

最近は、売上至上主義に走った企業の不祥事が問題になっています。

儲かりさえすれば何してもかまわない的なやり方では、その瞬間はよくても、
時間が経てばメッキがはがれるということですね。


やはり本物でなければ、そして健全な理念を持たなければ、瞬間風速的に稼ぐ
ことはできても、継続して安定的に稼ぎ続けることはできないんですね。


150年という歴史の重みを学ばせて頂きました。


岡山の皆様、ほんとうにありがとうございました!

岡山経済の更なるご発展を心より祈念しております。





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