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ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

一隅を照らす

2009年04月21日 | 独り言
昨夜は、クライアントのF社長と会食でした。

F社長は、奇遇にも私の大学の大先輩で、親子ぐらいの歳の差があります。

そんなこともあって、経営者の先輩として私に色んなお話をして下さいました。



その中で印象に残った話があります。

F社長が東京出張に行かれたときに、丸ノ内の北口の路上で「靴磨き」を
してもらったそうです。

そこで、何年この商売をやっているのかと聞くと…

★51年

にわたり、ずっとその場所で15歳のときから靴磨き一筋とのこと。

相方は今旅行中。

雨の時は商売できないので、週に3日は休んでいるとのこと。


この会話を通じ、F社長はこのように感じられたそうです。


★半世紀にわたり、この東京の街並みの変化を見つめながら、黙々と靴磨きを
 通じ、自分の仕事を全うしている。


★借金もないだろうし、人を使うストレスも感じることなく、相方は旅行に
 行けるぐらいの余裕がある。


★分を超えることなく、分をわきまえ、仕事に打ち込めば、人間幸せになれる。


そして、こういうことを


★一隅を照らす


と言うんだと教えて頂きました。



この言葉は、かの伝教大使・最澄の言葉です。

今自分が置かれている場所や立場で、ベストを尽くして他人様を照らし、
ひいては社会を明るく光らせるという意味ですね。


F社長の経営する会社は、不況どこ吹く風で、大変高収益でいらっしゃいます。

収益モデルの仕組みを教えて頂きましたが、やはり業界の常識ではできないことを
展開されておられます。

それだけに今までご苦労もあったようで、お言葉には大変重みがありました。


その他にも、私の講演のネタにということで、色んなお話を教えて頂きました。



F社長、ほんとうにありがとうございました。


ベストセラー著者の経営コンサルタントの小宮一慶先生の著書「あたりまえの
ことをバカになってちゃんとやる」(サンマーク出版)にこんなことが書かれて
います。


★会社を倒産させる社長の共通点は、明るく、元気で、おおざっぱ、そして、
 見栄っ張りなことである


倒産件数が急増している今、我々はもう一度このことを自問自答しなければ
なりませんね。

自戒の念を込めて、私もしっかりわきまえたいと思います。

経営者の皆さん、お互い一隅を照らす存在であり続けましょう!


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