塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

Weekendの麺処巡り 松葉でトキワ荘を偲ぶ

2009-01-17 13:25:45 | 拉麺_09
 築地を後に昨年、街巡りをした時の撮りこぼしの撮影を終え、向
かった先は豊島区の東長崎。
 1953年、手塚治虫が漫画雑誌出版社の薦めで入居したアパート
「トキワ荘」。手塚自身暮らした期間は2年間と短かったが、その
後、新進気鋭の若手漫画家が数多く住み“漫画界の梁山泊”と呼ば
れた聖地を巡ってみた。寺田ヒロオ、藤子不二雄、石森章太郎、赤
塚不二夫等々、そうそうたる面々が住んだところ。
 彼らの作品の中に良く登場する麺処がトキワ荘跡からすぐの所に
ある。「中華食堂 松葉」だ。早速、暖簾をくぐった。
 拉麺480円を注文。これぞ、ラーメンというスタイルで登場。当
時の漫画家達はどんな思いで、この一杯をすすったのだろう。おも
わず目頭が熱くなった。厨房は女性スタッフに任せ、厨房の奥にデ
ンと構えられていた店主に当時のことを伺うと、藤子先生が良くラ
ーメンを食べに来られていたという。その当時のラーメン一杯は、
当時30円か40円だったそうだ。
 自宅に戻り、安孫子素雄と藤本弘の二人の青春自伝漫画・愛蔵版
「まんが道」全4刊(藤子不二雄A:著、中央公論社:版)をめく
ってみた。

中華食堂 松葉
豊島区南長崎3-16
11:00~15:00、16:00~21:00 不定休
松葉店内 松葉 元トキワ荘跡

築地市場で喰い道楽 トミーナでズワイガニ

2009-01-17 13:14:16 | 築地市場で喰い道楽
 本日は少しノンビリとした朝を迎え、築地場内へ伺った。魚がし
横丁1号館の「PIZZA&PASTA トミーナ」は、朝は8時からの営
業なのである。実際に入店したのは8時15分頃で準備に余念がな
く、作業に入り出したのは8時半だった。
 築地の河岸にイタリアンは異色であるが、国旗のカラーリングが
施された店頭は、まるでイタリア・カラブリア、ニカストロの港町
を訪ねた時の“バール”を思い出した。店内のメニューには麦酒も
ワインもあり、これでガラッパでもあると本当のバールになる。
 さて、入店してメニューを見ると、お薦めの品のメニューの中に
「ズワイガニのカルボナーラ」1,500円が目に止まり、早速オー
ダーした。こちらはパスタだけでなくサラダと飲み物(ホットかア
イスコーヒー)がセットになっている。
 そして登場したパスタを見ると、カルボナーラにしてはサラッと
しており、蟹よりも長ネギの方が目立つ。ソースは蟹エキスに粒ト
マトをペーストされているようだ。従来のカルボナーラを想像して
はいけない。なんとも不思議な味だ。
 麺はシコシコとコシのあるアルデンテ状態で、噛むと弾力があり
弾んでくる。デュラム小麦を配合した“バリラ”No.3であろう。
麺の太さが1.4mmの細めの麺は、繊細な魚介のソースに良くあう
のだろう。何とも不思議な味であったが、旨いパスタだった。

PIZZA&PASTA トミーナ
中央区築地3-2-1 築地場内魚がし横丁1号館
8:00~14:00(開店は8時半頃) 日・祝・市場休業日が定休日
サラダと珈琲 メニュー トミーナ

街を巡る 壬生狼の軌跡「天満屋事件の跡」

2009-01-17 05:48:53 | 街巡り_09
 “変”が続く。その前に堀川通に面した所に漬け物の老舗・西
利本店があった。巡りを終えたら本店で漬け物を物色しよう。
 次は「北小路の変」の跡。ここは新撰組と紀州藩が同士討ちを
したところ。
 天満屋襲撃の報を聞きつけ、不動堂村の屯所から新撰組の隊士
が参上。同時に西本願寺の紀州藩の応援隊も駆けつける。ところ
が、お互い敵方と勘違いして交戦となる。これが「北小路の変」。
この時はどちらも負傷者は出なかったといわれる。
 これには、天満屋事件の説明が必要である。それは、次に訪れ
た場所にあった。お地蔵さんの祠の左隣に「勤王之士贈従五位 
中井庄五郎殉職の地」の石碑がある。
 この碑は、慶応3年(1867)旅籠・天満屋に泊まっていた紀
州藩の三浦休太郎を土佐の海援隊・陸援隊の残党が襲撃し、警護
していた新撰組と乱闘になる。三浦は坂本龍馬や中岡慎太郎を暗
殺した黒幕として勤王派から狙われていた。
 この襲撃は暗闇の中で行われたので、お互いが敵か味方か分か
らなかった。その中、討ち取ったの雄叫びがあり勤王派が去って
いったが、三浦は軽傷で勤王派の中井が斬首された。この時、新
撰組も多くの死傷者を出している。
(京都市下京区油小路正面上ル西側)
天満屋事件_地蔵 北小路の変辺り