塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

東京の坂道巡り スダジイ

2007-03-09 07:09:21 | 坂道
 護国院大黒天の境内に、ひときわ大きな樹がスクッと伸びている。
よく見ると「スダジイ」である。
 スダジイは、ブナ科・シイノキ属で、本州の福島以南の日本各地に
分布する常緑の木だ。20~30mの高木になる。
5、6月頃に黄色い花が咲き、遠くからでもスダジイの花はよくわかる。
 また、長さ15mm程の砲弾型をした堅果(シイの実)は、
白い果肉でそのまま食べられる。子供の頃は、近所のお宮さんで
シイの実を拾って、よく食べたものである。
(上野公園10番地辺り)

東京の坂道巡り 護国院大黒天

2007-03-09 07:04:50 | 坂道
 三段坂を登り切り、右に曲がって信号の先に護国院大黒天がある。
こちらの大黒天は、谷中七福神のひとつに数えられている。
 東京国立博物館の裏に開創された護国院は、後に現在地に移ってきた
寛永寺の子院である。
(上野公園10番地辺り)

東京の坂道巡り 三段坂の町田さん

2007-03-09 07:00:15 | 坂道
 三段坂の真ん中より坂下に、家の前で長椅子に座り
日向ぼっこをされているご老人がいた。
淡い黄色の洒落たセーターをお召しである。
三段坂のいわれなどを聞いてみようと、話しかけてみた。
 少し耳は遠くなっているが、矍鑠としたご老人で
お年は、なんと95歳。「まあ、座っていきなされと」
椅子まで勧めていただいた。人生の酸いも甘いも通り過ぎた
大先輩。心して話を聴講した。
 最後にお名前を尋ねたら、
「三段坂の町田と呼んでくだされ」。
(池之端4丁目22番地辺り)

東京の坂道巡り 三段坂

2007-03-09 06:55:44 | 坂道
 清水坂を登り切ると右に上野高校があり、
さらに進み路地を少し下ってから広い通りに出る。
この通りを「三段坂」(さんだんざか)と呼ぶ。
 確かに坂下から見ると、三段状に見える。
坂の途中で交差する2本の道の十字路のところが、
お台場状態になり、それが段々に見えるからだ。
 明治中頃に造られた、比較的新しい坂道。
(池之端4丁目22番地辺り)

東京の坂道巡り 清水坂

2007-03-09 06:50:08 | 坂道
 五条天神社の正門から、動物園通りに出て池之端方面に進むと、
園内のモノレールが頭上を通っていく。
 さらに進み、左に水月ホテル鴎外荘を過ぎ、信号を右に曲がると
坂がある。これが「清水坂」(しみずざか)。
坂の近くに、弘法大師にちなんだ清泉が湧いていて、命名された。
 この坂の左側に枯れた蔦の絡まる煉瓦造りの館がある。
今は使用されていないが、趣のある館だ。
 清水坂の別名を「暗闇坂」という。
(池之端4丁目1番地辺り)