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tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

万博も開幕し、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

奈良検定とまほろばソムリエの活動を、県立美術館で紹介!(2015Topic)

2015年04月10日 | 奈良検定
4月11日(土)~5月24日(日)、奈良県立美術館(県庁の北側)で特別展「奈良礼賛」が開催されます。これとタイアップして、奈良商工会議所とNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は、活動を紹介する写真展や講話、奈良検定クイズなどの催しを同館1階ギャラリーで開催します。昨日(4/9)は、午後1時から文化・教育記者クラブ(県庁内)で、記者発表を行いました。当日のニュースリリースによりますと、
※奈良県立美術館の公式HPは、こちら。公式Facebookは、こちら



県立美術館の前では、ヤエザクラが見頃を迎えていた

「10回目を迎える奈良検定と奈良まほろばソムリエの幅広い活動」展を開催!
奈良県立美術館特別展「奈良礼賛」と同時開催連携展示
~写真展示や無料講話、「奈良検定クイズ」も~

奈良県立美術館では、4 月 11 日(土)から 5 月 24 日(日)まで、特別展「狩野芳崖・横山大観・菱田春草 奈良礼賛 ~岡倉天心・フェノロサが愛した近代美術と奈良の美~」が実施されます。奈良まほろばソムリエ検定や奈良まほろばソムリエの活動は、上記特別展のテーマである「奈良礼賛」をまさに実践する活動と言えます。



向かって左から、奈良商工会議所の峯川専務理事、奈良まほろばソムリエの会の鈴木副理事長、私


向かって左から、県立美術館の中山参与、岡村印刷の岩崎専務取締役(同じ部屋で散華展をされる)

奈良商工会議所と特定非営利活動法人奈良まほろばソムリエの会では、同館において、「奈良まほろばソムリエ検定」(通称:奈良検定)と奈良まほろばソムリエの活動に関する展示を「奈良礼賛展」と連携して行います。
1 期間
 平成 27 年 4 月 11 日(土)から 5 月 24 日(日)まで (「奈良礼賛展」会期中)
2 会場
 奈良県立美術館 1階 ギャラリー 観覧無料




3 内容
 1)過去9回の検定試験や、検定に関連する様々な活動の紹介(写真展示)
 2)奈良に関する講話(約1時間、無料。期間中の土日祝日のうち 10 日程度)
 3)奈良検定クイズ(土日祝日、1日2回予定。景品あり) など
 講話や検定クイズ、室内の案内(ガイド)は、「奈良まほろばソムリエの会」の会員が交代で
 対応いたします(土・日・祝日のみの対応)。
4 主催
 奈良商工会議所 (会頭 植野康夫)、特定非営利活動法人奈良まほろばソムリエの会 (理事長 小北博孝)



※「奈良検定」とは
奈良ファンや奈良に精通している方々を認定するための検定試験です。多くの価値ある観光資源を持つ奈良県をより多くの方に理解していただく一方、来県される皆さまに、その素晴らしさを伝えることができる人材の育成をめざしています。奈良検定は平成19年(2007年)にスタートし、早くも今年度第10回を迎えます。同検定では、奈良通2級、奈良通1級、奈良まほろばソムリエの3つの級を設けています。
今回は、最上級資格である「奈良まほろばソムリエ」合格者が中心となって組織された「奈良まほろばソムリエの会」(会員数:約 300 人)の多彩な活動も、あわせてご紹介いたします。





記者会見のあと、県立美術館でセッティング。これだけの設営に3時間もかかり、クタクタになりましたが、おかげで素人とは思えない楽しい展示ができました。テレビでは奈良まほろばソムリエの会の活動のDVDなどを流し、ここで奈良検定クイズ(景品付き)もやります。奈良に関する1時間の無料講話は、隣の部屋で行います。

皆さん、4/11(土)からは、ぜひ奈良県立美術館に足をお運びください!
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斑鳩から平群へ「松尾道」をゆく(産経新聞「なら再発見」第110回)

2015年04月09日 | 奈良にこだわる
産経新聞奈良版・三重版ほかに好評連載された「なら再発見」、惜しまれながら今年(2015年)3月末で掲載終了となった。まだ当ブログで紹介していない記事があるので、順に紹介させていただく。

今日は2月7日(土)に掲載された「松尾道 日本最古の厄除霊場 松尾寺」、執筆されたのはNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」会員の田原敏明さんだ。田原さんは同会「ガイドグループ」に所属するガイド名人である。広島県のお生まれで、永らく大阪で勤務されていた。お住まいの奈良県を愛し、奈良のことを勉強されてきた。

今日のテーマである「松尾道」は、あまり知られていない。南都銀行の観光サイト「ええ古都なら」によると《松尾道は法隆寺から登り、松尾寺の前で大和郡山市山田町からの山田道と合流します。山田道は白石畑地区を通り、平群(へぐり)の谷に降りていきます。かつての参詣のための道は、現代では人々の憩いの道になっています。法隆寺前~斑鳩神社~松尾寺~松尾山神社~白石畑~長屋王墓~吉備内親王墓~平等寺辻地蔵~道の駅大和路へぐり・くまがしステーション~近鉄竜田川駅(徒歩約3時間30分)》という古い道である。では、全文を紹介する。
※トップ写真は、日本最古の厄除霊場・松尾寺本堂=大和郡山市

 奈良まほろばソムリエの会のガイド活動で法隆寺に来るたびに、夢殿のある東院伽藍(がらん)入り口横に建っている「左松尾道」の石標が気になっていた。
 斑鳩から松尾寺(大和郡山市山田町)を経て平群(へぐり)谷へ下る道だが、歩いたことがない。新年の初ウオーキングは、この松尾道に決めた。
      ※   ※   ※
 朝の法隆寺は観光客の姿も見られず、寒いが清々(すがすが)しい気分にさせてくれる。昨秋に建立された会津八一の歌碑「ちとせあまり みたびめぐれる ももとせを ひとひのごとく たてるこのたふ」に詠われた五重塔が、冬晴れの空に輝き、その存在感を誇示している。
 東院伽藍の横を通りながら、夢殿に安置されている救世(くせ)観音、行信(ぎょうしん)僧都や道詮(どうせん)律師の諸像が心に浮かんだ。




 後ろにそびえる五重塔を背にして、冬枯れの田んぼ沿いの道をたどる。池名を見て思わず吹き出した「毛無池」よりゴルフ場を横切り、参道に立つ丁石を数えながら松尾寺への尾根道を登っていく。
 天武天皇皇子の舎人(とねり)親王が主導し編纂(へんさん)した日本書紀の完成と、42才の厄除けを祈願して、718年に建立されたのが松尾寺だ。日本最古の厄除霊場として信仰を集めている。

 舎人親王が参詣祈願の折、瑞雲(ずいうん)たなびき千手千眼(せんじゅせんげん)観世音菩薩が天降られたという「舎人親王伏し拝みの伝承地」を通り、境内に入った。
 社務所で松尾寺独自の厄除け早見表を見て、「57、61、73、85才」の高年者にも厄、それも大厄(おおやく)があることを知った。今年は私の大厄の年だ。早速、本堂に参拝し厄除け祈願を済ませ、舎人親王像に「今年も日本書紀のお世話になります」と拝礼した。

 平群町へは白石畑(しらいしばた)峠を経て下ることにした。農道や枯れ葉舞う雑木林の中へ続く小道は下るほどに傾斜を増し、落ち葉に足を取られて何度か滑りそうになる。本当に松尾道なのかと不審に思ったとき、嬉しや目の前に「松尾道」の石標があり、ほどなく平群の集落へ下りた。
      ※   ※   ※
 平群町には長屋王墓と妃の吉備(きび)内親王墓がある。長屋王は天武天皇の孫で舎人親王とともに皇親政治を目指すが、藤原氏の陰謀で一族もろとも死に追いやられた。「長屋王の変」である。糾問(きゅうもん)の先頭に立ったのが舎人親王で、変後は藤原氏に協力した。
 柿本人麻呂歌集に舎人皇子に奉げられた「冬こもり 春へを恋ひて 植えし木の 実になる時を 片待つ我ぞ」の歌がある。藤原氏権勢下での忍耐の日々、舎人親王や彼の幼子(おさなご)の大成を祈る歌だろうか。
 後年、その幼子の大炊王(おおいおう)は47代淳仁天皇として即位した。奈良市窪之荘にある黄金塚(こがねづか)陵墓参考地が舎人親王墓の候補地だったが、数年前の発掘調査で別人の墓と判明した。日本書紀編纂1300年にあたる2020年までに本当の墓が見つかれば、書紀編纂の最大功労者への供養と顕彰になるだろう。
      ※   ※   ※
 平群駅前に「白山神社・道詮律師の墓」への案内板があった。そんなに遠くはないので立ち寄った。白山神社(平群町福貴)は聖徳太子を尊崇し夢殿を再建した道詮律師の隠居寺として栄えた福貴寺(ふきでら)跡に建つ。



白山神社の道詮律師供養塔=平群町福貴

 境内背後の小高い場所に道詮律師の供養塔が建ち、季節の花が供えられていた。老身に強い意志を感じさせる道詮律師像の尊顔が再び思い出された。駅へ引き返す道端にも「松尾道」の石標があった。この辺も松尾道だ。(NPO法人奈良まほろばソムリエの会 田原敏明)

松尾道(および山田道)の道沿いには、こんなにたくさんの史跡があるのだ、これは驚いた。私がお参りしたことがあるのは、法隆寺、松尾寺、長屋王墓、吉備内親王墓くらいのものである。ただし『奈良まほろばソムリエ検定 公式テキストブック』によると、この「長屋王墓」(梨本南二号墳)は、「長屋王の死亡年代と大きく異なっており」「これまでの調査では明らかとなっていない」とあり、どうも本当の長屋王墓ではなさそうである。

松尾道(および山田道)は3時間半で歩けるということなので、これは新たな歴史探訪ウォークに組めそうである。田原さん、今年は「大厄」(数え73歳)とか、お体にお気を付けて。今回も、良い情報を有難うございました!

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桜の香り!三輪そうめんサラダ仕立て(ええ古都なら「ふるさとの味」)

2015年04月08日 | 奈良にこだわる
南都銀行の観光サイト「ええ古都なら」の「ふるさとの味」コーナーでは、白水智子さん(クッキングサロン TOMOKO’s TABLE 主宰)が月替わりで地場食材を使った料理の数々を披露されている。今月の一品は「三輪素麺サラダ仕立て 桜の香り」である。同サイトによると、

三輪素麺サラダ仕立て 桜の香り
桜の花と三輪そうめんをサラダ風にアレンジ。繊細な三輪そうめんと桜の香りで春を満喫してください。

材料 (4人分) 1人分128.7Kcal
三輪そうめん 1束
鯛(生食用) 80g
筍(茹でたもの) 120g
桜の花の塩漬け 30g
セリ 1束
白ワインビネガー 大さじ2.5
オリーブオイル 大さじ2.5
ナムプラー 小さじ1.5
塩(鯛用) 少々

作り方
(1)鯛はしっかりめに塩をふって、キッチンペーパーに包んでおく。水分が出たら、サッと洗い、キッチンペーパーで水気をしっかりふき取り、3cm程度の長さの棒状に切る。
(2)桜の花の塩漬けは洗って水に漬けておく。あしらい用の花を取っておき、残りは軸をはずし、水気を取る。
(3)筍は2~3cm程度の長さの千切りにする。
(4)セリはあしらい用の葉を残して、1cm程度の長さに切る。
(5)ボウルに分量の白ワインビネガー、オリーブオイル、ナムプラーを入れよく混ぜる。
(6)(5)のボウルに(1)の鯛と(2)の桜の花を入れ、漬けておく。
(7)お湯を沸かし、そうめん、(3)の筍を入れ、茹でる。茹で上がったらざるに取り、冷水で洗う。水気をよく切って、(6)のボウルに入れ、(4)のセリも入れよく和える。ナムプラーで味を調整する。
(8)器に盛り、取っておいた桜の花とセリの葉をあしらう。

ポイント
※茹で上がったそうめんはしっかり洗い、水気を切りましょう。
※桜の花の塩漬けは塩気を抜き過ぎないように注意しましょう。
※セリは地物の場合は量を加減してください。茎の長さも5mmぐらいの方が馴染み易いと思います。


これは春らしい逸品だ。「桜の花の塩漬」を使うというアイデアが秀逸である。桜の花の塩漬は、県下各地で比較的容易に手に入る。以前、私は「焼酎の吉野割り」という飲み方を提案したことがある。「焼酎の梅割り」(焼酎のお湯割りに梅干を浮かべる)の要領で、少し塩抜きした桜の花の塩漬を焼酎のお湯割りに浮かべるのである。あらかじめ、桜の花の塩漬をぬるま湯か水で少し塩抜きしておくのがコツである。

春到来の喜びを表現した「三輪そうめんサラダ仕立て」、ぜひご家庭でお試しください。白水さん、楽しい料理のご紹介、有難うございました!

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吉野杉を使ったパンフレットラック

2015年04月06日 | 奈良にこだわる
日曜日(4/5)の奈良新聞の「こまどり」欄に、南都銀行の「吉野杉を使ったパンフレットラック」の話題が、写真入りで紹介されていた。同行のニュースリリースによると、
※トップ写真は、同行東生駒支店で撮影

吉野杉の「木製パンフレットラック」を設置!
~奈良県産の木材を使用したパンフレットラックで、地域情報をPR~

南都銀行(頭取 植野康夫)は、平成27年3月、林業活性化への取組みの一つとして、吉野杉を使用したパンフレットラックを125ヵ店の営業店に設置します。このパンフレットラックは、観光パンフレットや地域の情報誌などの配置により情報発信のツールとして活用するもので、お客さまには本ラックの素材である奈良県産の吉野杉に直接触れていただくことで、その感触や香りなどを感じていただくことができます。当行は、今後も林業の活性化・地域の活性化に積極的に取り組んでまいります。詳細は以下のとおりです。

【木製パンフレットラックの概要】
材   質  『杉』(吉野杉)
形   状  『3列4段』または『2列4段』
用   途  行政機関や各種団体から受領した観光パンフレットや地域の情報誌などを配置
設置店舗  125ヵ店
設置時期  平成27年3月


南都銀行は全国の銀行で初めて、農水省の「木づかい運動」に参加し、2011(平成23)年には、農林水産大臣から感謝状を受けている。今回もその一環としての取り組みで、吉野杉を使ったパンフレットラックを、125ヵ店(全店の約9割)に設置することで、来店される方に吉野杉の香りや手触りを知っていただき、吉野材を日常生活の中でもっと使っていただくことを目論んでいる。皆さん、ご来店の折には、ぜひこのパンフレットラックに触れてみてください!
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いよいよ水曜日(4/8)です!ハラール対応セミナー(2015Topic)

2015年04月06日 | お知らせ
いよいよ4月8日(水)、南都銀行は「これで分かる!ハラール対応」セミナーを開催します! 食や生活習慣など、イスラム教徒への対応を幅広く学びます。業界第一人者の佐久間朋宏氏の講演と、最近ハラール認証を受けられたばかりの梅守本店・梅守康之氏・志歩氏のお話をお聞きします。
※画像は、ハラル・ジャパン協会のホームページから拝借

開催場所は同行本店。参加は無料ですが、Faxなどによるお申し込みが必要です。申込書はこちらにありますし、南都銀行の本支店窓口にも置いてあります。(窓口係にお渡しいただいても結構です。)

イスラム教徒はキリスト教徒に次いで人口が多く、中東だけではなく、インドネシア、インド、マレーシアなどから、たくさんの方が観光客として来日されています。締め切りは本日としていましたが、残席がありますので明日(4/7)でも結構です。この機会に、ぜひ、お申し込みください!詳細は以下のとおりです。

■日 時 : 平成27年4月8日(水)13:00~16:40(受付開始:12:30)
■会 場 : 南都銀行本店 6階大ホール
■テ ー マ : 「これで分かる!ハラール対応」
■対 象 者 : レストラン・料理店、ホテル・旅館、地方自治体の観光関連部署、観光協会・地域おこしグループ等の観光関連団体、社寺関係者など
■参 加 料 : 無 料
■定 員 : 100名(先着順)
■内 容
 第Ⅰ部
 講 演 「ハラール対応入門」(約120分)
 講 師 佐久間 朋宏 氏(一般社団法人 ハラル・ジャパン協会 代表理事)
 第Ⅱ部
 講 演 「ハラール食の実際」(約50分)
 講 師 梅守 康之 氏(株式会社梅守本店 代表取締役)
 梅守 志歩 氏(同社 新規事業部)
■主 催 : 南都銀行
■協 力 : 一般財団法人 南都経済研究所
■お申込方法 :当行本支店窓口に備付のチラシ(別添)裏面の参加申込書に必要事項をご記入のうえ窓口にお渡しいただくか、またはFAXにて公務・地域活力創造部宛お送りいただきます。
【本件に関するお問合せ先】
 公務・地域活力創造部 地域活性化企画グループ 鉄田・山口・田守
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