昨日(11/7)、平城遷都1300年祭の「平城宮跡会場」が最終日を迎えた。この日の来場者は6万人で、これは5/3の6万9千人に次ぐ多さだった。私は午前中、有志を募って会場内を無料でガイドした。N先輩からもお声かけいただき、10人の方を案内させていただいた。スタート時間を早くした(9時半)ので、幸い時間通りに回ることができた。
今朝(11/8)の毎日新聞に関連記事が出ている。まずは社会面。《平城宮跡会場閉幕 遷都1300年祭 363万人入場》《奈良県で開催中の平城遷都1300年祭で、メーンの平城宮跡会場(奈良市)での開催が7日閉幕した。4月24日から198日間の会期中の入場者数は、当初予想の250万人を大きく上回る約363万人に上った》。
これら3枚は、N先輩の撮影(11/7)、お世話をおかけしました!
《この日はフィナーレを飾る「平城京カーニバル」を開催。大極殿前の特設ステージでは、公式マスコットキャラクターのせんとくんが市内の小学生ら約2870人とダンスを披露し、約1万5000人がパフォーマンスを楽しんだ》。
《平城宮跡では今後、大極殿は無料開放(月曜休)し、遣唐使船などを展示する平城京歴史館は一時休館し、来春をめどに再び開館する。遷都祭は年末まで、県内の寺社で特別公開などが行われる》。
《メーン会場では一日8回のガイドツアーが好評だった。ガイドはボランティアが2人1組で一日2回ツアーをこなし、平城宮跡を歴史解説して案内する》。私も、春秋の土曜日にはガイドボランティアとして出動した。約10日間の事前研修を受け、精細なマニュアルもいただいたので、きわめてスムーズにノウハウを身につけることができた。多くのボランティアが『続日本紀』を読んでいると聞いて、私も買ったが、まだ道半ばである。
《約160人のガイドの中で、奈良市の樋口浩之さん(66)は、トップクラスの73日間務めた。自宅は会場から徒歩10分。ガイドには奈良検定の奈良通1級などが必要で、定年退職後に歴史を本格的に勉強したといい、「お客さんが目を輝かせながら話を聞いてくれるので面白くなった。今後も奈良の案内を続けたい」と話す》。73回とは、スゴい。雨の日も風の日も、炎暑の日もあったのだ。私も折角身につけたノウハウを、今後も何らかの形で活かしていきたいと思っている。
ガイドしているうちに、聞きに来る人が増えてくる
《「100年に1回のことだから」と千葉県船橋市から通って22回ガイドをした主婦、中瀬道美さん(59)は「今後は関東で奈良をPRします」と笑顔を見せた》。中瀬さんのご実家は大阪だそうで、私たちの「古社寺を歩こう会」にも来ていただいたことがある。よく毎回、千葉から通ってこられたものだ(交通費の支給額は、千円が頭打ちだ)。体力的にも大変だったろうが、いつもニコニコと笑顔でガイドされていた。
同紙奈良版には、平城遷都1300年記念事業協会常任理事・事務局長の林洋さんのコメントが載っている。「奈良ならではの本物の歴史文化を無料で発信し、歴史ブームやせんとくんの活躍、プロモーションによる効果が重なったことが主な要因」と総括されていた。予想を110万人も上回るとは、関係者も予想しなかったことだろう。
しかし平城遷都1300年祭は、これでおしまいではない。「祈りの回廊~奈良大和路秘宝・秘仏特別開帳」をはじめとした県内各地のイベント(巡る奈良事業)が12/31まで、目白押しである。全国の皆さん、ぜひ奈良へお越し下さい!
※トップ写真は、平城京カーニバル踊り隊「県庁伐折羅(ばさら)」チームの皆さん(11/7撮影)
今朝(11/8)の毎日新聞に関連記事が出ている。まずは社会面。《平城宮跡会場閉幕 遷都1300年祭 363万人入場》《奈良県で開催中の平城遷都1300年祭で、メーンの平城宮跡会場(奈良市)での開催が7日閉幕した。4月24日から198日間の会期中の入場者数は、当初予想の250万人を大きく上回る約363万人に上った》。
これら3枚は、N先輩の撮影(11/7)、お世話をおかけしました!
《この日はフィナーレを飾る「平城京カーニバル」を開催。大極殿前の特設ステージでは、公式マスコットキャラクターのせんとくんが市内の小学生ら約2870人とダンスを披露し、約1万5000人がパフォーマンスを楽しんだ》。
《平城宮跡では今後、大極殿は無料開放(月曜休)し、遣唐使船などを展示する平城京歴史館は一時休館し、来春をめどに再び開館する。遷都祭は年末まで、県内の寺社で特別公開などが行われる》。
《メーン会場では一日8回のガイドツアーが好評だった。ガイドはボランティアが2人1組で一日2回ツアーをこなし、平城宮跡を歴史解説して案内する》。私も、春秋の土曜日にはガイドボランティアとして出動した。約10日間の事前研修を受け、精細なマニュアルもいただいたので、きわめてスムーズにノウハウを身につけることができた。多くのボランティアが『続日本紀』を読んでいると聞いて、私も買ったが、まだ道半ばである。
《約160人のガイドの中で、奈良市の樋口浩之さん(66)は、トップクラスの73日間務めた。自宅は会場から徒歩10分。ガイドには奈良検定の奈良通1級などが必要で、定年退職後に歴史を本格的に勉強したといい、「お客さんが目を輝かせながら話を聞いてくれるので面白くなった。今後も奈良の案内を続けたい」と話す》。73回とは、スゴい。雨の日も風の日も、炎暑の日もあったのだ。私も折角身につけたノウハウを、今後も何らかの形で活かしていきたいと思っている。
ガイドしているうちに、聞きに来る人が増えてくる
《「100年に1回のことだから」と千葉県船橋市から通って22回ガイドをした主婦、中瀬道美さん(59)は「今後は関東で奈良をPRします」と笑顔を見せた》。中瀬さんのご実家は大阪だそうで、私たちの「古社寺を歩こう会」にも来ていただいたことがある。よく毎回、千葉から通ってこられたものだ(交通費の支給額は、千円が頭打ちだ)。体力的にも大変だったろうが、いつもニコニコと笑顔でガイドされていた。
同紙奈良版には、平城遷都1300年記念事業協会常任理事・事務局長の林洋さんのコメントが載っている。「奈良ならではの本物の歴史文化を無料で発信し、歴史ブームやせんとくんの活躍、プロモーションによる効果が重なったことが主な要因」と総括されていた。予想を110万人も上回るとは、関係者も予想しなかったことだろう。
しかし平城遷都1300年祭は、これでおしまいではない。「祈りの回廊~奈良大和路秘宝・秘仏特別開帳」をはじめとした県内各地のイベント(巡る奈良事業)が12/31まで、目白押しである。全国の皆さん、ぜひ奈良へお越し下さい!
※トップ写真は、平城京カーニバル踊り隊「県庁伐折羅(ばさら)」チームの皆さん(11/7撮影)
> 私の業界(有償のツアーガイド)ではまず他のガイドの仕事ぶり
> を見るということはないし、「盗むな!」みたいな雰囲気さえ
> あります。ですから当初は「見ていいの!?」と罪悪感(;_;)さえ
> 感じました。でもこれが一番勉強になりましたね
プロの業界のことは初めて知りました。宮跡ガイドでは、ペアを組んだ相手の話と、昼食休憩時の情報交換が、とても役に立ちました。メンバーに先輩ガイド(朱雀の会、奈文研など)がたくさんおられたのも、とても有り難かったです。
> ツアー後の”女子会”も楽しみましたよ。
おお、そんな企画もあったのですね。うらやましい。
> 続日本紀! 私も未だ挑戦中!デス。夏休みに購入したのですが、
> 休みが明けるころにはまだ遷都していませんでした(恥)
私など、まだ上巻の聖武天皇の辺りです(宇治谷孟『続日本紀』講談社学術文庫)。こなれた現代文なので、読みやすいですね。
宮跡ガイドのメンバーには、Mattyさんはじめ、当ブログの読者がたくさんおられ、直接お会いすることができました。これも大きな成果です。
遷都祭大盛況のうちに閉幕しましたね、私はボランティアのガイドを以前何度かしたことがありましたが、ボランティア(無償)という甘えからか、大した準備もせず臨んだこともあり、今回も軽い気持ちで始めましたが、ガイドのみなさんの熱心さに正直驚きました。何といっても二人一組でツアーをするというスタイルは初めてで、私の業界(有償のツアーガイド)ではまず他のガイドの仕事ぶりを見るということはないし、「盗むな!」みたいな雰囲気さえあります。ですから当初は「見ていいの!?」と罪悪感(;_;)さえ感じました。
でもこれが一番勉強になりましたね、人それぞれに個性があって、その人らしさがでているのがいいんですよね。
ツアー後の”女子会”も楽しみましたよ。
続日本紀! 私も未だ挑戦中!デス。夏休みに購入したのですが、休みが明けるころにはまだ遷都していませんでした(恥)、舞台はまだ第一次大極殿です・・・
> この盛り上がりを一時のブームで終わらせ
> ないようにこれからの取り組みが大事ですね。
はい、ポスト1300年こそが大切です。
> 私も一個人として勉強続けたいとおもいます。
ソムリエ合格、ぜひ頑張って下さい!
> 沢山のお客様に来ていただいた事、楽しいガイド
> 仲間の皆様との出会いがあった事に感謝です。
全く、慣れた頃に終わってしまいましたね。komakusaさんはじめいろんな方と知り合い、良い刺激を受けました。来年以降も続投したいですね。
> 私も仲間と共に、来月5日、平城遷都1300年記念公演として
> オペラ「天平の曼陀羅」をなら100年会館との共催で上演いたします。
こちらですね。県民活動支援事業のプレゼンテーションで、拝見した覚えがあります。ぜひ、イベントを成功させて下さい!
http://www.justmystage.com/home/mozart/p-chujo/pros-tenpyo.pdf
> 短時間でも、ちょっとガイドしていただくと見る目が変わります。
日曜日には私のガイドツアーにご参加いただき、有り難うございました。80分のコースでしたが、あれは正規の「90分コース」とほぼ同じです。拙い説明でしたが、ちょっと聞くだけでも、宮跡のことがよく分かるでしょう?
ガイドツアーは存続の方向と聞いています。私も協力したいと思っています。
午後の予定の都合で、Aコースだけの参加になったのがとても残念でした。
遣唐使船や歴史館には10月に、大極殿には5月に行ってたのですが、ガイドツアーにも申し込めばよかったと後悔しました。
昨日のような短時間でも、ちょっとガイドしていただくと見る目が変わります。
今回、たくさんの方がボランティアガイドされてたんですね。
今回の経験をいかせる機会がこれからもあれば良いですね。
皆さん、おつかれさまでした。
1300年祭の記事を探していてたどり着きました。
私も奈良は葛城市に住んでいます。
ガイドボランティアお疲れさまでした!!
みなさまのお陰で、全国に奈良をPRできて、
同じ奈良県民として誇りに思います。
みなさまそれぞれがこのイベント期間内だけでなく
今後も他の場所でも続けたいと思われるって
本当に素晴らしいことですね!!!
実は私も仲間と共に、来月5日、
平城遷都1300年記念公演として
オペラ「天平の曼陀羅」をなら100年会館との共催で上演いたします。
葛城市の當麻寺にご本尊として祀られている
「當麻曼陀羅」を織り上げた中将姫の伝説を描いています。
特設サイトもありますので、是非ご覧下さいね!!
緊張しながら始まったガイド活動も、慣れた頃に終わると言われていましたが、本当に楽しくなった頃に終わってしまいました。
振り返りますと反省する事ばかりですが、沢山のお客様に来ていただいた事、楽しいガイド仲間の皆様との出会いがあった事に感謝です。
これからも小さな事で、奈良と繋がっていたいと思います。
お疲れ様でした。
この盛り上がりを一時のブームで終わらせないようにこれからの取り組みが大事ですね。
私も一個人として勉強続けたいとおもいます。