tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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田原本町唐古出身・上島忠雄氏と「UCC唐古庭園」「道の駅レスティ唐古・鍵」

2020年03月04日 | 奈良にこだわる
神戸市に本社のあるUCC上島珈琲株式会社の創業者、上島忠雄氏(1910~1993)は、磯城郡田原本町唐古の出身である。2019年1月16日の同町の成人式の式辞で、森章浩町長はこのように述べている。
※トップ写真は、こちらのサイトから拝借


これら3枚の写真は、こちらのサイトから拝借

明治時代の終わり頃、田原本町の農家に生まれた上島氏は高校卒業後、神戸で商売を始めます。1969年には、世界初の缶コーヒーを発明し、コーヒーをいつでもどこでも飲める嗜好品飲料として普及させました。今では、手軽に自動販売機で手に入る缶コーヒーですが、彼の研究・開発があればこそ。

その出身が田原本町であることに誇りを覚えます。その後も、よりおいしいコーヒー作りを目指す上島氏は、彼の夢であった、ジャマイカやハワイ島に直営農場を開設し、上質なコーヒー豆の供給に貢献しています。

さて、そんな彼が、ある時「趣味は何ですか」と聞かれて、即座に「コーヒーを一人でも多くの人に飲んでもらうために没頭すること」と答えたそうです。この言葉は、私も含めてこれからを生きる者たちに、大切な示唆を与えてくれていると感じます。




昨年(2019年)は、世界初の缶コーヒー「UCC ミルクコーヒー」の誕生50周年を記念して、4種類の復刻デザイン缶や「ポケモン缶」も発売された。

上島氏の生家の近く(「唐古・鍵遺跡史跡公園」の北側)には、「UCC唐古庭園」がある。この庭園は、上島氏ご存命中の1993年(平成5年=上島氏の没年)4月3日(上島氏の結婚記念日)、UCC上島珈琲がお作りになったのだそうだ。



道の駅に来られたお客さんに、上島さんのご出身地がすぐお向かいであることをアピールし、UCCのコーヒーをお飲みいただけば、お客さんには良い思い出になるし、何より田原本町のPRになるだろう。


道の駅で販売されているUCC上島珈琲および上島珈琲貿易の製品(若林梅香さんから拝借)

最近の研究では、コーヒーがアルコール飲用による肝機能低下を抑えるということも分かってきた。奈良県ゆかりのUCCコーヒー、これからもご愛飲いただきたい。

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