tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

秋の飛鳥路

2008年11月02日 | 写真
昨日(11/1)、久しぶりに明日香村を訪ねた。思っていたほど人出は多くなくて、スムーズに回れた。観光客は、みんな正倉院展に行っているのだろうか。



甘樫丘(あまかしのおか)に登ると、周囲の木で紅葉が始まっていた。お天気は快晴だったが、木々をわたる風がとても涼しい。



頂上(甘樫丘展望台)から、大和三山が見渡せる。写真は畝傍山(向かって左)と耳成山だ。どちらも火山である。天香具山は1枚の写真には収まらなかったが、もっと右(東)にあり、のっぺりとした山だ。こちらは火山ではなく、多武峰(とうのみね)の尾根の一部である。展望台のベンチでは、お弁当を広げている家族連れも多かった。


畝傍山と耳成山


甘樫丘から村落を望む

明日香村のお弁当といえば、この「聖徳弁当」(840円)がおススメだ。古代米(赤米)のご飯に、プリプリの呉豆腐(ごとうふ・豆乳と吉野葛で作った豆腐)などのヘルシーなおかずがついている。石舞台古墳西隣の「農村レストラン夢市茶屋」で販売している。
http://www5.kcn.ne.jp/~yume-ask/yumeichi.htm



棚田で有名な稲渕では、刈り入れが終わり、写真(冒頭およびすぐ下)のように稲藁が積んであった。最近は自脱型コンバインで稲を刈り藁を裁断するので、このような長い藁はあまり見かけなくなった。何とものどかな風景である。



ショックだったのは、キトラ古墳だ。もとは二段築成の円墳(直径は、大きい方でも13.8m)だったが、今や写真のような「仮設保護覆屋」にスッポリと被われていた。



稲渕とキトラの間に、大きな温室があった。びっしり並んだ花が見えたので、お願いして写真を撮らせていただいた。これはシクラメンの温室で、色とりどりの花が出荷を待っていた。隣では、冬咲きのパンジーが車に積み込まれていた。





この近くにはミカン山があり、色もたわわに実っていた。明日香村は古墳や古社寺以外にも、こんなに楽しい見どころがあるのだ。



今、村は「ミステリーロマン飛鳥2008」という観光キャンペーンを実施している(主催:明日香村観光交流活性化事業実行委員会)。古代の雰囲気を残す風景、澄んだ空と美味しい空気、秋の味覚など魅力いっぱいの明日香村を、ぜひお訪ねいただきたい。
http://asukakyo.jp/mystery/event03.html

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