tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

本薬師寺跡のホテイアオイ

2006年09月03日 | 写真
写真は、本薬師寺跡(橿原市城殿町)の周辺にあるホテイアオイの群落である。

地元農家で構成される「霜月会」というグループが、約10年前から休耕田で栽培している。約1.4haに1万4千株の親株が植えられ、畝傍山が望めるロケーションは抜群である。9月中は可憐な花を楽しめそうだ。

それにしてもこのホテイアオイ、花の盛りを見極めるのが難しい。実は、この写真は一昨年の8/18に撮影したものだ。今年は8/5に訪れてみるとまだ6~7分咲きだった。5日後(8/10)に訪ねると、今度は2分くらいしか咲いていない。「もう終わったのか、残念だなぁ」と思っていると、8月末になって「これからが見頃」と報じられた。
※奈良新聞(8/30付)
http://www.nara-np.co.jp/n_all/060830/all060830a.shtml

ホテイアオイは一時、水質浄化や温暖化対策(Co2を吸収する)に役立つと喧伝され、日本各地に広まったが、繁殖力が強くて水の流れが妨げられたり、冬場に枯れてゴミになったりと、環境保全には不向きなことが分かった。霜月会はこの辺りをしっかり管理されているから、安心して鑑賞できるのだが。
※国立環境研究所のサイト
http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=2457

本薬師寺跡は、近鉄橿原線「畝傍御陵前」駅下車、徒歩7~8分。暑さが和らいだ日にでも、訪れてみてはいかが?
コメント (2)
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