水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

世界各国のエネルギー需給状態に係る記載を紹介します。

2013-07-15 | 食糧・エネルギー・資源の自給関連

'13-07-14投稿

 再生エネの進展には普及状況の見える化と国民総意が必要か?と思っていますが、3.11前までの実績ですが、世界各国の世界各国のエネルギー需給状態ついて解り易く整理された参考情報を調べました。

 3.11後のわが国のエネルギー事情は昨年7月に始まった再生可能エネルギー全量買い取り制度により、太陽光発電など再生可能なエネルギーは加速度的に普及しているというが、実際どの程度のエネルギー自給率になっているか?照合すれば、エネルギー普及状況が見えてくると思われます。

 将来のシナリオの一例として

  引用:WWF                                     
本文を詳しく読む>>

再生エネの普及は現状は微か。

 

 

 

 

 

 

 

 が提案されていますが、さてどのように推移していくのだろうか?

  再生可能なエネルギーの普及に熱心な国は個人的には、ドイツ、イギリス、スペインなどヨーロッパおよび中国、オーストラリアでは総じて再生可能なエネルギー志向と思われますが、下記に紹介する従来のエネルギー事情がどのように、今後、進展するのか着目したいと思っています。

再生可能なエネルギーに係る記載(その20:再生エネの進展の立ち遅れの挽回に係る雑感)で記載しましたように、如何に低コストな手法を量産化するかどうか?と思っていますが、現状打破を期待しています。

今までの「再生可能なエネルギーに係る投稿」の整理('11-5-21~'12-2-29)
 10数年前、技術的に優位に立っていたわが国の再生可能なエネルギー技術は量産化技術の立ち遅れ、恵まれない気象条件、島国のためヨーロッパなどと比べて電力の融通性に欠けること、原子力関連への偏重予算に加えて、大手電力会社になどによる発電事業者への電力買取拒否などから、ドイツ、中国などに後塵を浴びている現状。

 「やはり高い」再生エネ発電コストを脱却しなければならないのだろうか?以外にも、
進展を妨げてきた要因として、、(その12):米 エイモリー・ロビンス氏のビジョン
 発電所を造れば造るほどもうかるという電気料金制度にも大きな問題がある。・・・大規模集中型のエネルギーシステムやそれを支える政策から決別し、原子力などへの補助金をやめて、フェアな競争を実現しなければならないという。
 

 参考情報の紹介の前に、
3.11後に台頭してきた個人的に注目している新エネルギーとして、

再生エネに係る既報から、

(その16):サハラ砂漠の2%で世界の電力をまかなう高効率太陽光発電

 ヨーロッパなどは成功した暁には多大な恩恵をうけることになるのか?

(その18):豪州で低コストな有機太陽電池の大型化に成功

 量産化の苦労話もネタされ今後の進展すら髣髴されます。低コストな有機太陽電池の量産化および広幅化の進展と光電変換効率がシリコン系太陽電池並みになれば、「エネルギー革命」が起こるのだろうか?

日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その3:比率拡大時の問題点)に記載しました微生物を利用した人工の「メタン」「オイル」「水素」などのバイオマスの量産化技術の発展、小規模水力発電に着目しています。

(その15):Mgを媒体とした発電・蓄電の現状と将来への展望によれば、
 現在の火力発電所の燃料をMgに替えることができれば、蒸気タービンで発電する現在の化石燃料の代わりに“リサイクル可能な石炭”としてMgを使うこともできるという。

 トルコでテストプラント建設がスタートという。中東で実施するのは太陽光励起レーザーの日照時間を稼ぐためなのだろうか?資源の乏しいわが国ではたとえ日照データのハンデがあるにしても、積極的に取り組んでもよさそうにも思えますが・・・。

「水」とはどのようにあるべきか?に係る記載(その1:シェールガス利用に際しての水の管理は重要)

 米国のオバマ大統領は、2011年秋ごろまでは、ひたすら自ら提唱する「グリーンニューディール」の政策実行に腐心していた。しかしながら、最近の彼はグリーンニューディールを一言も口にしない。

シェールガスは水圧で地層にひびを入れ採掘される (JOGMEC、アイコンとも)

それに代わって、「米国発のシェールガス革命は世界を席巻するという。

反面、天然ガスの主成分メタンによる飲み水汚染がクローズアップされている。

まえがきが長くなりましたが、以下参考情報を紹介します。

FORUM ETT

暮らしの中のエネルギー

2012-2013年版

http://www.ett.gr.jp/books/kurashi/kurashi2013.pdf

「目 次
■地球環境問題
1. 地球温暖化の影響
2. 地球温暖化防止への取り組み
■世界のエネルギー事情
1. 増え続ける世界の人口とエネルギー消費
2. アメリカ:石油依存、中東依存からの脱却
3. ロシア:国家による資源管理強化
4. ヨーロッパ:エネルギー戦略の見通し
・イギリス
・フランス
・ドイツ
5. アジア:エネルギー需要の急増
・中国
・インド
・東南アジア
■日本のエネルギー事情
1. ライフスタイルと社会構造の変化
・少子高齢化時代の到来
・暮らしとエネルギー
・民生部門のエネルギー消費
・運輸部門のエネルギー消費
・産業部門のエネルギー消費
2. エネルギーの安定供給
・エネルギー自給率
・再生可能エネルギーと新エネルギー
・再生可能エネルギーの課題
3. 原子力発電
・核燃料サイクルとは
・放射性廃棄物の処理・処分
・放射線の基礎知識
4. 省エネルギー

地球環境問題
1.地球温暖化の影響
化石燃料を燃焼する際に排出するCO2が地球温暖化を引き起こし、暮らしに重大な影響をおよぼし、人や生態系に被害を与えることが心配されています。そこで国や電力会社は、原子力発電をベースにCO2の削減に取り組んできました。・・・」

>>詳しくは