水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
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西日本各地猛暑日、55地点最高後の昨今の涼しさ 未曾有の寒暖差がやって来る前兆か?

2013-07-05 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

’13-06-14投稿、07-06追加

 既報寒暖の変化が激し過ぎる昨今 今夏は未曾有の猛暑日もあるのだろうか?2013-05-25)で個人的に心配している猛暑日(35℃以上)を西日本各地で記録したという。

PS:
6月初旬から中旬にかけての猛暑が嘘のように7月にははいってから平年と比較して涼しい気候?が続いています。7月中旬から、気象庁の予測通りの猛暑がやってくるのだろうか? 原因不詳の寒暖差の激しい昨今の気候につき、その反動現象が起こるのだろうか?それとも未曾有の冷夏となるのだろうか???
 熱中症で搬送された患者数は例年と比べて、現状は少ないと思われます。

 下記の東京、大阪との地域差を比較するために、
その他の主要都市の最近の最高気温、最低気温の推移に着目します。


追加参考都市
名古屋 札幌  福岡  その他主要都市:http://weather.time-j.net/

 

47ニュース
西日本各地猛暑日、55地点最高 大阪・豊中37・9度http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013061301001516.html

日本列島は13日、近畿や中四国を中心に晴れて気温が上がり、最高気温は大阪府豊中市(大阪空港)で平年より10・2度高い37・9度など、33地点で35度以上の猛暑日となった。豊中市など55地点(タイ記録含む)は6月の観測史上最も高い気温だった。

 

 気象庁によると、台風3号などの影響により、列島上空に真夏並みの暖かい空気が流入。さらに、晴れた地点では日射が地表付近の空気を暖めた。

 

 豊中市の気温は、全国の観測点で今年最高。向こう1週間は、近畿や中四国を中心に気温が高くなる日が多くなりそうで、熱中症への注意が必要だ。2013/06/13 18:29   【共同通信】」という。

 

 既報では最近5月にしてはインドで48℃(05-23)に達し、わが国でも、暑い日が続いて、押しなべて初夏並の暑さになって真夏に近い猛暑地域もあったという

ちなみに、この時期37.9℃を記録した豊中市が属する大阪の最近の気温変化を調べてみると、

大阪府 大阪の気候(気温、降水量)
最近の最高気温、最低気温の推移
緯度の影響で平均気温は東京などと比べて、軒並み例年平均を上回っていることが分かります。
 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
最高気温( °C) 9.5 10.2 13.7 19.9 24.5 27.8 31.6 33.4 29.3 23.3 17.6 12.3 21.1
平均気温( °C) 6.0 6.3 9.4 15.1 19.7 23.5 27.4 28.8 25.0 19.0 13.6 8.6 16.9
最低気温( °C) 2.8 2.9 5.6 10.7 15.6 20.0 24.3 25.4 21.7 15.5 9.9 5.1 13.3
 
 
参考:東京の気候(気温、降水量)
詳しくは>>推移グラフhttp://weather.time-j.net/Stations/JP/tokyo
月別の平均気温、平均降水量、雨温図 (統計期間:1981~2010)

 

 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
最高気温
( °C)
9.9 10.4 13.3 18.8 22.8 25.5 29.4 31.1 27.2 21.8 16.9 12.4 20.0
平均気温( °C) 6.1 6.5 9.4 14.6 18.9 22.1 25.8 27.4 23.8 18.5 13.3 8.7 16.3
最低気温( °C) 2.5 2.9 5.6 10.7 15.4 19.1 23.0 24.5 21.1 15.4 9.9 5.1 13.0
 
この調子で推移すれば、真夏は40℃を越すこともあるのだろうか??
 
 
 このような未曾有の季節はずれ、場違い、日毎の寒暖差など気象異変現象の原因は単に緯度(日照時間、UVインデックス)による影響のみならず、
 
 今冬、既報異常気象など天変地異に係る記載(その11:インド、寒波で多数死亡とはなぜなのか?)(2013-01-12)で記載したように、年初来から、インドのみならず、北半球高緯度各地域での寒暖差の増幅傾向が続いています。まさか低緯度の亜熱帯~熱帯地域でと想われるインド周辺地域でも寒波から、一転猛暑に見舞われているように、
 
以下、再掲
5月太陽活動がピーク 
(2013-05-05 )
すなわち、古くから語られる所謂、太陽の黒点の増減など太陽活動の変動、超新星爆発などによる宇宙環境からの放射線、電磁波の変動のみならず、
 
 ハワイ上空のCO2濃度が400ppmの初の大台超え (2013-05-11)

一般的な温暖化要因のみだけでは整理されなく、

 最近では、SPRINTARSの大気汚染粒子、黄砂で予測される情報を含めて、
人工的なさまざまな所為を含めた大気圏、電磁圏における環境放射能、スペースデブリ、彗星・隕石由来の破砕微粒子、火山灰などを含めた太陽光を反射・吸収する物質(有害ガスと微粒子がハイブリッド化したエアロゾル)の分布状態、および水の性状の異変によって、太陽光が大気中の吸収物質によって地上に届くエネルギーの減衰状態が大幅に変動する影響が推察されます。

  個人的には温暖化と寒冷化とは表裏一体と想っていますが、

 気象異変現象(寒冷化/温暖化)については
水蒸気、CO2など温室効果ガスの濃度分布(プロファイル)が何らかの原因で薄くなったり/厚くなったりして、熱が宇宙空間に逃げ過ぎ/逃げなくなって
いるのでは?と既報で想っていましたが、

 もうひとつ考えられるのは、環境湿度、雲の形や大きさ、明るさの影響
があるという。

  gooニュース 2012年11月13日
地球温暖化、最悪のシナリオが現実に? ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイトによれば、「 気温上昇の度合いを正確に予測する上で鍵を握るのは雲だという。雲は地球のエネルギー収支に大きな影響を及ぼす。まず、白い雲は日光を反射して地球を冷やす。大気中の高さによっては、毛布のような役割を果たし、熱を閉じ込める」という。

 
雲の明るさに影響すると思われるPM2.5で象徴される大気浮遊汚染粒子の介在によって、とりわけ、色調、粒子径の影響が大きいか?と思っています。

 すなわち、水蒸気、CO2、メタンはじめとする温室効果ガスは単に赤外線を吸収して宇宙に放出させない効果ですが、
 環境放射能 など有害な大気汚染粒子(エアロゾル)は太陽光のみならず、環境中の各種の放射線など電磁波を吸収して最終的に熱化させて水温を上昇させるので、温暖化(猛暑)の原因となると思っています。  

 高さ方向に含まれている大気汚染粒子の質/量および粒子径の変化によって、水蒸気量および雲の形、量/質のバランスに影響していると現状推察されます。

⇒台風3号などの影響により、列島上空に真夏並みの暖かい空気が流入。さらに、晴れた地点では日射が地表付近の空気を暖めたというが、なぜ西日本で猛暑日になったのだろうか?と思われます。
一般的には、秋台風は台風一過ですがすがしい晴天となりますが、梅雨時、やはり雲の影響、すなわち雲形成時の核となる大気汚染粒子の影響でもあったのだろうか?
 
大気汚染粒子など有象無象のエアロゾルも含めて

大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!(2013-02-23)で記載したように、
 化石燃料の消費によって発生するCO2、SO2などSOX、NOx(窒素酸化物)、および窒素有機化合物(VOC)などガス状物質に加えて、大気汚染微粒子としての燃焼煤、硫酸塩などと黄砂環境放射能との「ハイブリッドな大気汚染」によって、

  連日40℃を越す可能性も彷彿させる昨今でもあり、わが国でも気象庁の今夏の予想によれば、特に、7月は猛暑傾向になるとのこと。未曾有の猛暑にならないことを願っています。