寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第2692話) 三つの言葉

2018年10月27日 | 教訓

 “人生の宝物にしたい言葉が誰にでもあると思います。私には三つあります。まず「昨日の荷物は置いていく。新しい人生、新しい気持ちで出発」です。いつ、どこで目にしたかは覚えていませんが、思い返すたびに前向きな気持ちになれ、勇気をもらえます。
 次は「人生後戻りはできないけれど、やり直しはできる」。十五年ほど前、そううつ病を患った私に、中学校三年生だっためいが手紙に書いてくれた言葉で人生のです。学校の先生から教わったとのことで、その言葉に心を揺さぶられました。
 最後は「良い面だけを見つめましょう」です。以前働いていた飲食店で「同僚からいじめられている」と店長に愚痴を言って返ってきた言葉です。意外な答えだったので頭をガツンと殴られた気持ちになりました。それから私は人を深く愛することができるようになり、人間関係が円滑になりました。時に人を傷つけることもある言葉には励ます面もあるのです。”(10月8日付け中日新聞)

 名古屋市の家事手伝い・水野さん(女・55)の投稿文です。座右の銘というか、常に心がけている言葉である。水野さんは三つ心がけていると言われる。それも体験から得た言葉である。しっかり心に刻まれていると思う。ボクはこの三つの言葉の内「良い面だけを見つめましょう」に心を置きたい。これは歳も関係していると思う。老人は楽しくである。良い面を見ていれば楽しい。
 今のボクの座右の銘はもう何度も書いたが「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい」である。今日できることは今日する。その内にその内にと先延ばしをしていると、できなくなってしまったということもこれから多くなろう。気づいたらすぐに行う。その方が気持ちの負担も少ない。そして、学ぶことである。人生百年時代と言われる。先日そんな講演会にも参加した。ボクにしてみればまだ30年近くある。無為や憂いながらで過ごす長さではない。今のボクに死という言葉は全く頭をよぎらない。ただ前向きに進むだけである。学ばねばならない。
 人それぞれに思いはある。そこには重要な言葉が秘められている。それを意識して過ごす効果は大きいと思う。


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