“自宅への不審な電話が七月中旬、同じ週に二度かかってきた。最初は市役所職員を装い「地域安全課の○○と申します。おひとりさま宅にかけています」とのことだった。とっさの機転で「かけ直しますから電話番号を」と聞くと、すんなり教えてくれたが、市役所の電話番号ではなかった。その二日後に「防犯協会の△△と申します。おひとりさま宅に防犯を呼びかけています」とあり、過日と同じ対応をした。教わった電話番号にかけると、現在は使われていないとのアナウンスが流れた。
ふと七年前のことがよぎった。自宅にかかってきた電話で「僕だけど分かる?」と言われ、おいだと信じ込んでだまされそうになったことを。今後も詐欺まがいを撃退すべく「かけ直し作戦」を励行するぞ!”(10月1日付け中日新聞)
愛知県春日井市の水野さん(女・78)の投稿文です。不審電話の話は本当に絶えない。次から次へ新たな手法が伝えられる。話を聞いて、そんな程度のことに自分はかからないと思う人も多い。でも被害額を聞くとびっくりである。本当に驚く額である。多くの人が引っかかっている。水野さんは「かけ直し作戦」を取っていると言われる。これは引っかからない一つの手法かも知れない。騙された振りの話もある。一瞬の判断が求められる。大変な世の中になったものである。本当に常に心しておきたい。
電話の勧誘は毎日数度かかってくる。ボクは上手に断れきれない。つい相手をしてしまって、妻によく叱られる。その点妻は上手だ。そんな時間にボクは電話に出ないことにしている。
そして、ボクはネットで2回引っかかっている。1回目は実際に使われてしまった。でも早く気がついて実害はなかったようで、カードの作り直しだけで終わった。2回目はもっと早く気づき、使われてなくて、これもカードの作り直しだけで終わった。同じ間違いを2度もするなんて、自分でも信じられないが、人間というものはそんな程度のものである。これから判断がマスマス鈍っていくだろうから、本当に要注意である。