“テレビで台風情報を見ていて、身を守るための避難情報や津波情報などは日本語が分からない外国人には伝わりにくいのではないかと心配になってくる。私もいまだに気象庁による雨の強弱の分類の「激しい雨」「猛烈な雨」などの違いがよく分からない。
米国ではハリケーンをその強さに応じて五段階に分類しているそうだ。大まかな分け方にも思えるが、どの程度用心すれば良いかを数字で示して考える目安としては分かりやすい気がする。日本でもそんな米国式の分類を導入したらどうだろうか。最大の危険度は「避難レベル5」として最小は「避難レベル1」としてみては。想定される災害を簡略化したイラストやマークも作り、テレビの画面の片隅にでも表すようにしたら、日本語が得手でない外国人にもメッセージが伝わると私は考える。それこそが、台風の通り道となるわが国の「おもてなし」だと思う。”(9月9日付け中日新聞)
愛知県半田市の会社員・二宮さん(男・69)の投稿文です。続いて災害の話である。情報が流される。それが理解され、生かされて初めて生きる。二宮さんが戸惑われているように、実はボクもよく戸惑っている。例えば避難について避難準備情報、避難勧告、避難指示等がある。勧告と指示のどちらが重いか、テレビで見ていてではあるが、戸惑うボクがいる。妻も同じ言うなことを言っていた。多くの人はどうであろうか。台風では大きさと強さの表現がある。調べて見れば、しっかり区別されている。この文はインターネットで調べながら書いている。普段時には調べに行くことはできる。いざの時どうなるか。多くはテレビやラジオの情報であろう。そこで、誰もが容易に判断できる情報であらねばならない。特に高齢者家族では、インターネットもスマホも使えない人が多い。高齢者や一般の人が目と耳で理解しやすい伝え方をよく研究して欲しい。理に走り専門家や学者が納得する難しい情報ではダメである。少しくらい齟齬があっても、分かりやすい情報が必要である。災害列島日本である。情報を発した後の受け取り方をよく調べ、次に役立てて欲しい。避難指示が出ても避難する人が数%では、十分とはとても言えない。